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【2024.06.17】

湿気にご注意

中医学では湿気によって病気が発病すると湿気から「湿邪」(しつじゃ)という呼び方に変わります。 この「邪」はからだに悪さをする時に使われます。 日本では6月から夏の終わりまで、暑さと湿気に悩まされます。   これからしばらくの間、私たちはこの湿邪に悩まされます。 なので、特徴や症状、対処法についてお話したいと思います。   まず、湿は水の性質があり、からだの中で臓腑の動きを悪くします。   例えば、 下痢 むくみ からだが重い おりものが多い 皮膚の湿疹 口がねばつく などの症状がみられます。   これに暑さが加わると食欲不振が加わります。 さてさて、こんな時にどんな食事をしたら良いのか。   食材としては、湿気と暑さを取り除く食材を摂ります。 はと麦・冬瓜・とうもろこし・紫蘇・緑豆・小豆などがおススメです。   特に、食欲不振・むくみが気になる方は実感できると思います。   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.06.13】

吾が浩然の氣を養う

孟子の言葉、吾が浩然の氣を養うについて紹介したいと思います。   浩然の氣とは、この上なく大きく、力強く、天地にみなぎるような氣の事で、寛容であり、ゆったりとした心持ちのことです。   なかなかこのような境地に至るには修行が足りません。 ですが、本にはこのように書いてあります。   「このような心持になるには、まっすぐな気持ちで、正直に生きる事でのびのびとした心境でいられます。難しいようで、実は誰にでもできる事なのです」   とはいえ、簡単なようでなかなか難しいところでもあります。   わたしはこの言葉が大好きです。 浩然の氣を日々大切にしながら、自分らしく生きたいと思っています。   自分に正直にまっすぐ生きることが自分の人生を生きるということですね。   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.06.09】

何を食べれば良いか

健康や食に興味があるけれど薬膳に対してハードルが高いと感じている 食事を作る時間が取れない とにかく簡単に知りたい でもやっぱり食で健康を改善したい   そんな女性のために開発したのが「山内メソッド」です。   「メソッド」という響きが難しく感じてしまうかもしれませんが、「誰でも簡単に分かる」ことが大切だと考えて作りました。 簡単な質問に答えるだけで、自分の体調・体質・食材・養生法が分かるシンプルな作りになっています。   アカデミーの受講生の中にも未病や病気になって食の大切さに気付く方もいます。 不調はからだからのサインなんです。   「何を食べたら良いのか分からない」 こんな言葉をよく聞きます。   誰でも自分が何を食べれば良いのかが分かれば、、、。 そう考えたことがこのメソッドを作るきっかけでした。   実は、このメソッドはアカデミーを立ち上げた17年くらい前に考案したものでした。 コロナをきっかけに、今伝えることが必要と思い形にしてセミナーを開催。 これまで100名以上の方に受講して頂きました。   食材にはそれぞれ持っている効能があります。 その働きを活用して、今のあなたのこころとからだに合った食材を食べること。   食事を通して、あなただけの毎日ごはんを楽しんで、今より元気であなたらしく生きて頂きたいと思います。   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.06.05】

わたしの趣味

思い返してみれば、高校生の頃から手仕事が好きでした。 結婚して子どもが生まれると、子どもの服・布製のバック・抱き人形などなど、色んなものを作っては楽しんでいました。   洋裁教室にも通って少しずつ腕を上げ、自分のスーツまで作れるようになりました。   ですが、薬膳と出会ってからは「薬膳一筋」。 ミシンは戸棚にしまいっぱなしになっていました。   料理教室を始め、数年後に鎌倉薬膳アカデミーを立ち上げてからは仕事にまっしぐら。 こころの余裕も無く趣味を持つことなど出来ませんでした。     ですが、 15年目を迎えた頃から、ふと将来の事を考え始めました。   仕事はいつか終わる時が来る。 その時、わたしには何が残るのか? わたしの楽しみは仕事だけではないよね?   そこで、 わたしは何をしたいのか? 何が出来るのか? 何をしていると楽しいのか?   色々と考えた結果、 そうだ!洋裁をまた始めてみよう!   こうして、洋裁を再開することにしました。 早速、20数年ぶりにミシンとロックミシンを点検に出し、洋裁教室に入会しました。   そしたらどうでしょう! 想像以上に楽しい、楽しい。   自分でデザインした服を型紙から起こし、仮縫いをして本縫いしたら完成。 今回の作品で初めて先生にお褒めの言葉をいただきました。 今年は一つ一つの工程を丁寧にする、ということを目標に掲げて作品に取り組みました。   先生のご指導のおかげで、とても気に入ったベストが出来上がりました。 洋裁と料理を楽しめるって最高なのですよ。   この2つのことは、自分以外の人も楽しませてあげられます。 孫の洋服を作ったり、誰かのために食事を作ったりと喜びが広がります。 これからも服作りと料理は、細く永く続けていきたいと思います。   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.06.01】

梅雨の過ごし方

今日から6月ですね。 これから梅雨の時期がやってきます。   この時期、食生活で気をつけたい事は、 生もの、冷たいものを避けて、温かくて消化にやさしいものを摂ることです。   湿気は五臓では「脾」(消化器官)と関係が深く、脾は湿気の影響を受けやすい性質を持ちます。 例えば、身体が重い、むくむ、便がゆるくなる、食欲不振、胃もたれなどの症状は湿気が原因の症状と考えられます。   おすすめ食材は、はとむぎ、冬瓜、とうもろこし、紫蘇、そして、強い味方の「陳皮」です。 みかんの皮を干したものを「陳皮」と言い、陳皮は手頃で手軽で一押しの食材です。 使い方は、こんな感じです。   1.ほうじ茶・緑茶にそのまま入れる。 2.少ない水で戻して野菜炒めの最後に加える。 3.きゅうりときゃべつの塩漬けに加える。 4.みそ汁。お吸い物にゆずのような使い方をする。   量はご自身が食べておいしいと感じる程度で大丈夫! 症状を感じている時は頻繁に摂る事をおススメします。   症状の変化を感じて、少し楽になったら量を減らしていきましょう。 以上、梅雨を快適に乗り切る食生活でした。

【2024.05.28】

焼肉とわたし

先日、友人に誘われて焼き肉を食べに行って来ました。 近江牛のおいしい焼き肉屋さんでした。   が、焼き肉は数年ぶり。 前回何年前に食べたかも覚えていないくらい前でした。   お肉は一皿に何種類もの部位が盛られとても美味しそう。 それを見た時、正直ちょっと不安がありました。   何年も肉をがっつり食べていないし、脂身のある肉を久しく食べていない・・・ 友人はわたしにおいしい部位を食べさせようと、ロースを焼いてくれたり大サービス。 有難いですよね~(涙)   美味しく食べたのは束の間、しばらくしてから猛烈にお腹が痛くなり、その後お腹がゴロゴロ鳴り始め・・・ あとは想像にお任せします(笑)   もはや、焼き肉はわたしのからだ(というかお腹)に合わなくなってしまったのだと痛感した出来事でした。   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.05.24】

旬野菜を食べよう【レシピあり】

今日のブログは、旬の食材《春きゃべつ》を紹介します。 4月からおいしい春きゃべつですが、料理のレパートリーの幅があって馴染みのある食材。消化器系にやさしく働いてくれます。 ※今はキャベツ高騰でなかなか手が出ませんね。早く落ち着いてくれると良いのですが… 胃弱、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食欲不振の時にきゃべつ料理がおススメです。   きゃべつの簡単レシピ 【甘塩鮭ときゃべつの重ね煮】 甘塩鮭2切れを用意し、一切れを3つに切る。 きゃべつは1/3個をざく切りにする。 鍋に鮭ときゃべつを重ねて、酒を50mlで蒸し煮にする。   すっごく美味しいかと言われたら困りますが、(困るんかーい!)胃腸が弱っている時には是非作ってみて下さい。   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.05.20】

おすすめレシピ紹介

玉ねぎレシピ 【材料】 新玉ねぎ、紫玉ねぎ、三つ葉、人参、パプリカ、ハム ※玉ねぎでも可   【調味料(ドレッシング)】 醤油 大2、酢 大1、すり胡麻 適量、胡麻油 少々   【作り方】 材料を切って混ぜるだけ!   三つ葉の生で食べる香りが抜群においしい一品です。   新じゃがレシピ 【材料】 新じゃが芋 3個、スナップエンドウ 8本、新玉ねぎ 1/2個   【調味料】 マヨネーズ、粒マスタード、塩、胡椒   【作り方】 新じゃが芋は、適当な大きさに切って茹でる。 スナップエンドウは茹でて3等分に切る。 新たまねぎはスライスする。 材料と調味料で和えるだけ!   箸が止まらなくなります。食べ過ぎ注意!   ピクルス 【材料】 パプリカ、きゅうり、大根、セロリなどお好きな野菜   【調味料(ピクルス液)】 だし汁 200ml、煮切り酒 30ml、煮切りみりん30ml、酢30ml、醤油15ml、塩小1/2   だし汁でピクルス液を作っているのでいくらでも食べられます。   簡単でおいしいレシピばかりご紹介しました。 HPのレシピも合わせてご覧ください。 これまた、おいしいものばかりです!   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.05.16】

ごはん作りは楽しいな~

平日は仕事から帰るとのんびりゆっくりしたいので、休日の午後は作り置きの時間にあてています。   毎回、5品くらいは作ります。 先日、作ったおかずをご紹介します。   ごぼうと牛肉の煮物 五目豆の煮物 昆布の煮物 簡単すき焼き風 新たまねぎと三つ葉のサラダ 黒木耳とパプリカの黒酢和え このほかに、旬の食材の葉物や魚も、もちろん食べています。   作り置きは時間が経ってもあまり味が変わらない料理にしています。   ちなみに、炒め物は作り置きには向かないと思います。 炒め物は作ったその時に食べるのが一番美味しいですね。   からだとこころを作る食事を作っておいしく食べることの大切さを知ってからは、こころを込め食事を作っています。   ブログを読んでくれている方の中には、   料理が苦手 美味しく作れない 面倒だから作りたくない お惣菜を買って食べている   などなど、料理を作らない理由はあると思いますが、最後まで付き合ってくれる唯一の相棒はわたしのからだとこころ。   時間のある時には自分のために手作りの食事を作ってあげてください。

【2024.05.12】

ハマってます

3年近く前から「中国時代劇ドラマ」にハマっています。   今までドラマを観るとか誰か芸能人のファンになるとか、一切経験がありませんでした。 ところが、初めて見た(題名を忘れてしまいました)秦の始皇帝の母親である趙姫のドラマから始まり、エイラク・東宮・如意伝・月に咲く花のごとく、などなど、今でも時間があればYouTubeでよく観ています。   ハマった理由はいくつかあります。 順不同です。   1⃣歴史好き 昔から日本の歴史も中国の歴史も大好き!   2⃣ドラマ全体がダイナミック 建物、調度品、自然の映像、エキストラの数が日本のドラマとは比較にならないですね。   3⃣衣装の素晴らしさ 宮廷ドラマの衣装が本当に素晴らしいです。   4⃣演技力の高さ まるで、その役が憑依したのかと思わせる演技力の高さ! すっかりドラマに浸かってしまいます。   5⃣美男美女の役者たち 世の中にこんな美しい人がいるのかと感じるほど。   6⃣哲学的なセリフ 随所に深淵でこころに響くセリフがいっぱい。 さすが中医学が生まれた国だなぁと思います。   7⃣ドラマの中で流れる音楽 これがまた何とも言えない程ドラマを盛り上げるのですよ。   8⃣台本のおもしろさ ドラマを盛り上げるのは、何といっても台本ですね。   まだ観たことがなければ、是非一度ご覧あれ。 中国時代劇ドラマ、おススメです!   ミーハーかな?   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.05.08】

女性の味方

女性の味方、それは「血」です。   中医学では、血液を「血」(けつ)と呼びます。 血には大きな働きが2つあります。   ①栄養を全身に運ぶ。 ②精神活動を正常に保つ。   私たちのからだの全て(皮膚・髪・筋・目・内臓・爪等など)は、血によって営養を受けて、初めてその働きを正常に発揮することが出来ます。   分かりやすい例でいえば、 忙しくて食事がおろそかになる日が続くとお肌の調子が悪くなる。 いつもよりお化粧のノリがイマイチだったり、気が付くとイライラしていたり。 そのうち、爪が割れたり目にトラブルが現れたり。   こんなことも全て血の不足から来るものです。   もちろん、月経の不調にも現れます。 ほかにも、血の不足は意識・感覚・思考にも影響が出ます。 元気な時には考えないのに、何かにつけてマイナス的に考えたり、頭がぼーっとしたり。   心当たりはありませんか? こうしてみると、いかに血の不足が重大なことかがよく分かると思います。   そんな時におすすめの食材は、棗、くこ、龍眼肉、金針菜などです。 ほかにも、人参、ほうれん草、黒豆、黒米、アーモンド、肉類、牡蠣、うなぎ、鮭、鰯、サバ、たこ、ブリなど。   忙しい時や悩みを抱えている時など特に血が消耗している時です。 日常生活の中でも女性は毎月の月経、妊娠、出産、母乳などによって、男性に比べて血不足になってしまいがち。 そのため、常に補充していく必要があります。   特におすすめの食材として、レバーは即効性があります。 レバーは苦手の方も多いので手軽な焼き鶏をおすすめしています。   焼き鳥レバーを使った簡単レシピを紹介している 「おとな女子の和の薬膳生活」 是非お読みください。   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.05.03】

陰陽って?

陰陽は古代中国で生まれた思想で、 この世の中のすべての事柄は陰と陽から成り立ち、互いに影響しあいながら調和している、そして、生長・発展していく。   これだけで陰陽が理解出来たら、あなたはすでに哲学者です。 (正直、勉強し始めの頃、わたしはさっぱりピンときませんでした。)   陰陽を例えると、 陰:女性・水・夜・大地・内向的、陽:男性・火・昼・天・活動的となります。   こう言われても、これまた「それでなに?」って感じですよね。   実は、わたしたちの日常生活の中にも陰陽は活かされています。   例えば、ごはんは左、みそ汁は右に置きます。 ごはんは神様から頂いた有難い食べ物と捉えていたので左。 左は陽で格が上。 みそ汁は汁もの=水で陰となります。   奇数と偶数では、奇数が陽で偶数が陰となります。 日本では七・五・三と奇数が胃多く使われています。 食器は五枚一組です。 これは中国から来た五行思想の「木・火・土・金・水」の考え方から来ています。   五は安定した状態だと考えます。 西洋では偶数が使われ、一ダース12、半ダース6、食器も偶数だし、男女・夫婦が一対としています。 こんなところでも陰陽は使われています。   日常の中で陰陽を感じてみるのも楽しいですよ!   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.04.30】

感覚を大切に

私たちの先祖である縄文人や弥生人はきっと現代人より第六感や霊感を持っていたと思います。   なぜなら、 感覚を磨いておかないと危険に合う確率が高いからです。   わたしは講師としての感覚を大切にしています。 朝、生徒さんが「おはようございます」と言って教室に入ってきた時の、声のトーンや顔色、雰囲気などで意識しないで様々なことを感じとることが出来ます。 (文字で書くと怖い感じがしますが、全然そんなことはありませんからご安心下さい笑)   入学時には元気がなくて声も充分出せなかったのに、しばらくすると大きな声で笑うようになったり、ご自分からよく発言するようになったりなど、生徒さんの変化を日に日に感じたりします。 それを生徒さんに伝える事で、自信がついてより元気になっていきます。   中医学はMRIも血液検査もない時代の医学ですから、医師は自身の経験の蓄積から病気を治していきました。 その時に大切なのが、「感覚」でした。   言葉からだけでない現れている症状を読み取る力の元になっているいるのが感覚。 現代は頭で処理するばかりの時代ですが、いつか息詰まるような気がします。   本来、わたしたちに備わっている感覚を少し磨くクセをつけると違う世界が見えてきますよ。   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.04.28】

薬膳&中医学を学んで変ったこと

中医学は単に医学だけでなく、中国の歴史や哲学・思想を含む奥深いものです。   ・・・と書くと、 「そんな難しいもの、わたしには無理、無理」などと すぐに思わないで下さいね。   わたしが薬膳の学び始めた20年前は、まだまだ日本で「薬膳」という言葉さえあまり知られていない頃でした。   正直、初めは理解するのに少し時間がかかりましたが理解する「コツ」が解るとそれからは楽しくなる一方でした。   コツとは「素直に考える」ことでした。   えっ?と思いましたか? 私たちの考え方が、知らず知らずのうちに自然から離れてしまっていることに気付くと、中医学はもっと身近で親しみやすい学問だということが分かるんです。   例えば、 季節の移り変わりを感じたり、風を感じたり、雲の流れを感じたり、心地よさや逆に心地悪さを感じたり、自分のこころやからだの変化に気づいたり。   中医学は長期に亘る臨床・実践の積み重ねから生まれた医学です。 ですから、今の自分が分かると今何が必要で、何を切り離したらよいのかが自ずと感じられるようになるのです。   薬膳・中医学との長い関わりの中で得た事は多く、わたし自身のライフスタイル全般の基準を作る一つにもなりました。 世の中の一見複雑に映る事も実は陰陽で考えると実にシンプルなのだと知り、わたしをずっと楽にしてくれました。   皆さんも薬膳や中医学をご一緒に学んでみませんか?   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.04.26】

強気でいこう!

「氣」には強気と弱気の二つがあります。 ちょっと振り返って思い出していただければ分かると思いますが、体調がいまいちの時、弱氣になっていたと思いませんか?   そうなんです。 人間は、強氣の時には病気にもならないし調子も悪くならないのです!   人のからだはそうなっているのです。 でも、いつも強氣でいるのはなかなか難しいですよね。   そこで、弱氣になりそうな時の対処法をお伝えします。   おいしいものを食べる 高速道路を高速で突っ走る 新幹線に乗る 温泉やスーパー銭湯に行く よく笑う   強氣になると免疫力が上がり健康を維持回復する手助けをしてくれます。 簡単なことでセルフメディケーションできたらこんなすばらしいこと、ないでしょ!   ぜひ試してみて下さい。   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.04.23】

竹の子ごはん《レシピあり》

仕事の帰りに40年来お付き合いしている八百屋さんに立ち寄ると、朝どれ鎌倉産の新竹の子があるじゃないですか。   早速、買い求め炊き込みごはんを作りました。   面倒ですが、皮つきの竹の子で作る竹の子料理は格別ですから一度は是非作ってみてください。   《作り方》 竹の子の皮を半分位剥きます。大きい物は半分に切る。 鍋に水・米ぬか・鷹の爪を1本と1を入れ、竹の子が柔らかくなるまで茹でる。 茹であがったらそのまま冷やし、その後、皮を剥き、きれいな水にさらしておく。   《竹の子ごはんの調味液の割合》 だし汁10:薄口醤油1・酒1   米2合の場合 だし汁400ml、薄口醤油40ml、酒40ml 竹の子の量はお好みでOKです。   ちなみに、わたしは根本の固い所を炊き込みごはんに使い、ほかの部分は煮物に使いました。 油揚げを油抜きをして、細かく刻み調味液に加えるとコクのあるおいしい炊き込みごはんになります。   【竹の子の効能】 性味:甘/寒 帰経:胃・大腸 効能:痰を溶かしたり、お腹の張りなどを改善する   旬の食材には、その季節の「氣」がいっぱい詰まっています。 その氣でこころとカラダを元気にしましょう!   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.04.20】

早朝ウォーキング

毎年、3月~11月末まで早朝ウオーキングを行っています。   今の時期は、6時にスタートして1時間弱は速度を上げて歩いています。 時には走ったり、四季の移り変わりを感じながら気持ちの良い朝の空気を吸って楽しみながら。   3月はまだからだが歩くことに慣れていないので4,500歩くらいから始めて、徐々に歩数を上げて6,500歩、からだが軽く感じる時には7,000歩近く歩きます。からだに筋肉が付いてくるのが分かると体力が付いたことを実感できて嬉しくなります。   食事・睡眠・運動は健康の三本柱ですが、私自身は運動することで食事もおいしくなり、深い眠りも得られます。 本当に日頃のちょっとした養生が大切ですよね。   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.04.17】

自分を大切にする

鎌倉薬膳アカデミ―のプログラムの中に「山内メソッド」があります。   山内メソッドは、生徒さんのこんな言葉から生まれました。 「先生、わたし、何を食べていいのかわかりません!」   彼女は長い間下痢で苦しんでいました。 病院・漢方薬・鍼などでも改善が見られず、最後に辿り着いたのが食事でした。   わたしがずいぶん前に出版した「皿×皿流 薬膳ごはん」を渡し、1ヶ月出来るだけ本の中の食事を食べるように話しをしました。   そして、1ヶ月後、どうだったと思います? すっかり下痢が治っていたのです。   正直、私自身信じられませんでした!   「食」の力の偉大さをそこまで感じたことがありませんでした。 何年の続いていた症状がたった1ヶ月で改善するなんて!   中医学には「治病求本」という考え方があります。 これは、「病気を治す時は病気の根本から治療する」という意味です。   彼女の症状の根本はストレスでした。 実は、「皿×皿流 薬膳ごはん」はストレスに特化した薬膳本なので、たった1ヶ月で症状が消えたのです。 ストレスが当たり前になるとカラダからのサインすら無視しがちになります。   「最後まで一緒にいてくれるわたしのカラダなのだから大切にしましょうね」   アカデミーの生徒さんにはよくこの話をします。 講師として多くの方の話を聞くと「自分を大切にする」という考え方を意識したことは無いようです。   ですが、一度是非考えてみて下さい。 「何を食べたらよいか」は、自分を大切にする大きな一つの方法です。   鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.04.15】

身延山久遠寺

2月末に友人と山梨県にある「身延山久遠寺」に行ってきました。   お天気も良く春を思わせるような陽気で楽しい旅を満喫しました。 久遠寺は日蓮宗の総本山として篤い信仰を集めるお寺で、パワースポッでもあり、桜の名所としても有名な場所です。   境内には観光客もなく、私たち二人の為のお寺のようでゆっくりお参りをさせていただきました。   総本山だけにお堂の数も多く、それぞれに荘厳な雰囲気があって素晴らしいお寺でした。 特に印象的だったのは本堂で、何気なく天井を見上げたら何とものすごく大きい龍の絵が描かれてありました。   「すごい!」と思わず。   躊躇する友人を誘い、広い本堂の真ん中に大の字になり、しばし目を瞑ってパワーをいただきました。 伸びやかで清々しい気持ちを味わいました。   これは、久遠寺に書かれていたお言葉です。 多くのお寺では拝観料があるのですが、日蓮宗のお寺には拝観料がないのに気が付きました。   もちろん、久遠寺もありませんでしたしアカデミーのすぐ近くには本覚寺や妙本寺など日蓮宗のお寺には拝観料がありません。   きっと日蓮上人の教えなのでしょうね。 ご存知の方ぜひ教えて下さい。 鎌倉薬膳アカデミー 山内

【2024.04.11】

おとな女子の和の薬膳生活

去年の12月に出版した「おとな女子の和の薬膳生活」についてお話をさせてください。   アカデミーに来る生徒さんの多くの方からよく聞く話があります。 それは、 「薬膳の本を買って読んでみましたが、よくわかりません。」   この言葉がずっと頭に引っかかっていました。   本屋さんには多くの薬膳に関する本があります。 薬膳の本のどこが分からないのか? それを解消するには何を伝えたらよいのか? もっと分かりやすく、納得できる本はつくれないのか?   などなど。   そこで、書籍チームを作り、検討に検討を重ね、時間をかけて「おとな女子の和の薬膳生活」を出版にこぎ着けました。 基本的には、女性に多くみられる体質をメインにし、症状だけでなく、原因、心理・行動パターンにまで及び、一番大切な日常の生活スタイルも付け加えました。   料理では、それぞれの体質のおすすめ食材、簡単レシピ、おすすめ献立などバラエティーに富んだものにしました。きっとこれはわたしのことだわ、このタイプは友人のAさんに近いわ、などなど。身近に感じてもらえるように人物設定を心がけました。   アマゾンや書店でも取り扱っていますので一度読んでいただけると嬉しいです。読んでくださった方がいらしたらコメントをください。   鎌倉薬膳アカデミー 山内