ブログ一覧
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【2024.08.22】
たまには断食もいいですよ
以前、断食の話をブログで紹介しました。 断食プログラムを体験以降、 胃にもたれ感があるな、と思ったら食事を抜くようにしてます。 前日の夕食を食べて、朝・昼を抜いて夕食を食べると随分胃が軽く感じます。 1日断食も、体調をみながら行うのも良いかと思っています。 3日間の断食をすると回復期にも随分気を遣いますが、1日もしくは1日半くらいだと、回復期も楽なので定期的なデトックスをしていきたいと思っています。 アカデミーでも1泊2日の断食プログラムを計画しています。 いくつかハードルを越えなくてはいけないので難しいかと思いますが。 そんなことも考えています。 おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.08.18】
元気が出る大好きな歌
週に4回くらいラジオ体操を行うために朝、公園へ行っています。 まず「ラジオ体操の歌」を歌ってから体操を始めます。 参加したての頃は気恥かしくて口パクで歌うふりをしていました。 ですが、歌詞を聴いているうちに何てすばらしい歌詞なのかと感動して、今ではしっかり歌うようになりました。 今日はこのブログを読んでいただいている皆さんに、ラジオ体操の歌の歌詞を共有したいと思います。 あたらしいあさがきた きぼうのあさだ よろこびにむねをひらけ あおぞらあおげ ラジオのこえに すこやかなむねを このかおるかぜにひらけよ それ いち・にい・さん あたらしいあさのもと かがやくみらい さわやかにてあしのばせ つちぶみしめよ ラジオとともに すこやかなてあし このひろいつちにのばせよ それ いち・にい・さん どうですか? 元気出ませんか? ついでにラジオ体操の歴史を調べてみました。 昭和3年に天皇陛下のご即位の大礼を記念して、逓信省簡易保険局が制定し、日本放送協会の協力を得て「国民保険体操」の名称で国民の健康保持増進を目的として作られたそうです。 当時の世相とも関係し、産業不況・労働条件の劣悪・国民の健康状態は栄養不良などなど暗い世の中でうちひしがれていた状態だったそうです。 そんな中、明るさを求めていた当時の国民の願いを担って登場したそうです。 このような歴史を知ると一層この歌詞の込められた思いを感じます。 歌ってみて!元気出ますよ~ おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.08.14】
弁証施膳マスターコース
弁証施膳マスターコースは、 中医薬膳営養師コースが修了後、薬膳の知識と実践をより深めるためのプログラムです。 基本的な学びが終わった後の応用編というと分かりやすいと思います。 数年通っている生徒さんが多く、授業は生徒さん主体で行われています。 こうした授業を行うことで、一人ひとりの薬膳力を上げることを目的としています。 実際、この方法を取り入れることで皆さんの実力が付いてきたと感じています。 講師が一方的に講義をするのではなく、自分の考えをまとめ、それを仲間とシェアする中で、他の考え方を知ることも大きな学びになります。 アカデミーは女性限定なのですが、どのクラスも和気あいあいとした雰囲気で皆が自分らしく振舞っている姿は、わたしの大きな喜びです。 ただ勉強する場というだけでなく、 人間力を高める場でもありたいと願っています。 おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.08.10】
卒業の言葉
自宅を色々と片付けしていたら、 大切にしまっておいた「卒業の言葉」を見つけました。 平成22年3月卒業のSさんからのものでした。 可愛い便せんに丁寧に書いて下さった卒業の言葉、 ブログでも紹介したいと思います。 ーーーーー 1年前の3月に鎌倉薬膳アカデミーの説明会で初めて先生方にお会いしました。 その日は春の嵐でした。 傘を深く差していて場所もよく分からないまま通り過ぎてしまい大変でした。 そして、どしゃぶりの大雨のせいで洋服はビショビショになりました。 途中で帰ろうかとも思いました。 でも薬膳料理とはどういうものなのかと知りたい気持ちの方が勝っていたのでしょう。 高尾先生はタオルを貸してくださったり、洋服を干してくださったり、温かい中国茶に出汁の効いた吸い物、クコの実のきれいな薬膳ちらしなどご馳走して下さいました。 説明会で先生方からあたたかい心のおもてなしをいただいてから1年が経ちました。 実習授業では出汁の取り方、鯵のさばき方、包丁の持ち方も教わり、そして何といってもごぼうをクルクル回してピッピッピッとささがきに切って下さったお手本は「わーキレイ!わー早い!」と思い感動しました。 7月は授業で血虚について勉強しました。 当時私は貧血でした。”健脾養肝”、”益気生血”、金針菜、棗、龍眼肉が良いと教わりました。 山内先生からは、病院の鉄材が飲めない私に漢方のお店まで丁寧に教えて下さりとご心配をお掛けしました。 先生方にお世話になり、1か月ですっかり元気になりました。 初めて薬酒を作ることもでき、これぞ薬膳アカデミーの醍醐味と思ったものです。 貧血に効果があると学びました。 風邪の初期にも効果がありました。 感冒の薬膳の勉強では雑穀米を食べると表皮を鍛えて外部からの侵入を防げると学びました。 この1年は風邪を引きませんでした。 鎌倉薬膳アカデミーで学んだことは忘れず実践し、さらに勉強を重ねたいと思います。 この学問を学び知識が増し健康になりました。 薬膳とは中国伝統医学理論に基づいた料理であるということは忘れません。 先人が残してくれた財産だとも思います。 三千年の歴史がある薬膳はどれほどの効果があるのかということは歴史が証明しているのでしょう。 ”賢者は歴史に学び、愚者は経験から学ぶ”と書物にありましたが、歴史を学び少しだけ賢者に近づいた気がします。 1年間お導きいただきまして有難うございました。 ーーーー 当校は、今年で17年目を迎えました。 これからも、一人でも多くの方に薬膳を通して元気でイキイキ過ごしてもらえることをブレずに地道に続けていきたいと思います。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.08.06】
自分に似ている人
あなたは自分にそっくりな人に出合ったことがありますか? (容姿でも考え方でもなんでも) 17年以上つかず離れずお付き合いしている人、Nさん。 ※ちなみにNさんは、85歳女性の方です 今年に入ってちょこちょこお目にかかることがあり、 色々なことについておしゃべりをしていると、 「え~、こんなに似ていることってある?」 と思うほどわたしに似ているのです。 Nさんとお話していると、 こころが嬉しくて嬉しくて仕方なくなります。 年齢も環境も仕事も違うのに、 何を話しても聞いても、すっとこころに入ってくる。 魂で理解が出来るのです。 近頃、特に感じているのですが、 細く長くアカデミーと繋がっている生徒さん・知人・友人などの共通点は 根本的な価値観が同じなのですね。 それが何かということも分かりました。 でも、これは今は秘密ね! 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.08.02】
終わったことは忘れる
信じられないかもしれませんが、 わたしは終わったことはほとんど忘れます。 自分のツボに入った出来事、それは忘れません。 ですが、 毎日生活する中で起こるほとんどのことは、 さほどのことはありません。 (あくまで、「わたしにとっては」ですが) 人生ウン十年生きてきて、アカデミーを立ち上げて17年目を迎えて多くの経験をすると、「どうでもいいか」ということばかりだと気付きました。 たくさんの高い山を一歩一歩着実に登って降りてきたからだと自負しています。 わたし的には9対1の割合かな? 1は真剣、9は適当 適当の本来の意味「程度がほどよいこと」。 わたしの中で丁度よくバランスが取れているということです。 お陰さまで今のわたしは、とても自由で楽に毎日が楽しく送れるようになりました。 辛い経験は人を成長させてくれます。 振り返らない、前を見て歩む。 これが元気の源かしらね。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.07.29】
断食体験記
6月の終わりに、5日間の断食に行って来ました。 非日常生活から離れて、こころとからだのリセットをしたい。 これが目的でした。 不思議ですよ! お腹が空かないのです。 お腹の虫がグーグーなるのかと思っていたら、ゼンゼン! またまた人の身体の神秘を感じました。 と言うのは、数日前からわたしの頭は断食モードに入っていました。 食べられないと身体が認識していたんですね。 すごいでしょ! もちろん、体重・体脂肪、しっかり落ちました。 ところがですよ、自宅に帰り数時間するとお腹の虫が鳴るではありませんか。 これまた、びっくり!ホント! びっくりマークが多くてごめんですが、 あまりにびっくりする事が多くて・・・。 この体験を通して分かったことは、 食欲も脳でコントロールされていることの再認識と、 わたしは食べすぎだったってことでした! 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.07.25】
三島・裾野での楽しい時間
少し前の話になりますが、 6月に裾野での講演会のご依頼をいただき行って来ました。 裾野市文化センター内にある、やさい食堂楽風のオーナー市川清子さんはアカデミーの卒業生で、お店で薬膳を取り入れた美味しいお食事を提供されています。 やさい食堂楽風さんのHPはこちら 裾野での講演会は今回で3回目を数えます。 市川さんのお人柄もあり、ご参加いただく皆さまとは和気あいあいとした雰囲気。 毎回参加して下さっているリピーターさんもいらして嬉しい限りです。 今回の演題は「-5歳目指す薬膳講座」。 お肌のこと、こころの持ちよう、脳活など生活全般についてを盛り込みました。 終了後は、帰り道にある大好きな三島の町で、行きつけのお店に立ち寄って買い物をしたり、お店の方とのおしゃべりを楽しんできました。 なぜか三島に来るとこころが喜ぶのを感じます。 皆さんもそんな場所がありますか? 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.07.21】
未病について
随分前になりますが、 養命酒のコマーシャルで「女性は7の倍数」、 「未病」という言葉が広がりました。 多くの方はこれで「未病」を知ったのではないでしょうか? 今日はこの未病についてのお話です。 中医学の目的の一つに病気にならないからだ作りというものがあります。 これを「養生」と言います。 季節の変化・ライフスタイル・心の在り方・運動に気をつけながら免疫力を維持・高める・抵抗力をつける。 これを「未病先防」と言います。 とは言え、病気を発症することもあります。 そんな時には次の段階として、 「既病防変」があります。 これは、 発病したら早期に診断し、病気が重くならないように食い止める事がもっとも大切という考え方です。 「人間の身体は、各臓腑・組織・器官が繋がっているので、他の場所に影響を及ぼす前に対処すること」を指します。 たしかに! 皆さんもぜひこの考えを参考にして、元気にイキイキ生活して下さい。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.07.18】
ストレスは怖い!
最近、ストレスで体調を崩す方の話を聞く事が度々ありました。 渦中にいると本当に苦しいものです。 私たちの生活からストレスを取り除くことは出来ませんが、 時に、ストレスは頑張るための力にもなります。 一概にストレスが悪者と考えるのは違いますね。 ですが、多くの場合、こころとからだを苦しめます。 授業の時にも話すのですが、ストレスから身を守るには、 自分に合った対処法を見つける事。 人それぞれ違いますから、「自分に合う」ということが大切。 最も大切なことは、「自分を大切にする」ことです。 この年齢になったからこそ解るのですが、 「世の中のほとんどの事はどうでもいいこと」 「本当に大切な事だけを見極めて対処する」 この境地に至るとすごく楽になります。 これは、私個人の考えなので他人に押し付ける気はまったくありませんが、お困りの方の参考になればと思います。 ストレスと上手に付き合う術を知り、人生の達人を目指しましょう!
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【2024.07.14】
【レシピあり】美味しい豚肉料理
とても簡単で、おいしい豚肉料理を紹介します。 豚肉の南蛮揚げ ブロッコリー添えです。 【材料】 豚ヒレ肉 200g (下味:酒大1.5、醤油大1.5、ぶつ切り生姜10g) ・南蛮衣 (卵1個、酒大1、醤油小2、唐辛子少々、長葱みじん切り大1、ナッツ類20g、塩少々、砂糖小1、片栗粉・小麦粉各大2、米粉大4) ※衣が硬い場合には水を少量加える。 ・ソース ケテャップ大2、マヨネーズ大2、チリソース小1、醤油少々 【作り方】 豚肉は5ミリ厚に切って下味を付けて20分ほど置く。 衣を作を付けた1の肉を油で揚げる。ブロッコリーは塩ゆでをする。 皿に揚げた豚肉とブロッコリーを盛り、ソースをかける。 ブログを読んで下さっている方、作ったらぜひ感想をお聞かせ下さい。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.07.10】
ラジオ体操
しばらく前からラジオ体操を始めました。 公園でラジオ体操をしているのは随分昔から知ってはいたのですが…。 「そうだ!京都へ行こう」ではなく、 ある時、急に 「そうだ!ラジオ体操に行こう」と思ったのですよね~。 いつもとは違ったルートでのウォーキング、 そして、緑に囲まれた広々した場所でのラジオ体操。 ラジオからものすごく元気な声で、 「おはようございます!」から始まり、 大きな声で歌を歌い、 曲に合わせて数人のおじさん、おばさんたちと一緒に体操をします。 大きく腕を回す、腰を回す、カラダをひねる。 初めて参加した次の朝、筋肉痛でカラダがだるく 次の日はラジオ体操に行く元気がありませんでした。 ラジオ体操、あなどるべし! 今朝も行って来ました。 晴れて気持ちの良い朝! 最高の一日が過ごせそうです! しあわせ!!! 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.07.06】
私の食べているもの
SNSやネットを見ると、 ごま油、煎りごま、ツナ缶、マヨネーズ、ポン酢、カニかまぼこ、チーズ、そして油を使ったお料理が目立ちます。 これらの食材を使うと大体のお料理は美味しくなるし、大きな失敗も無く簡単に作れます。 わたしは「食材を買って調理する」ということを心がけています。 時間のある時に作り置きを作り、 時間の無い時にはシンプルに蒸したり、 茹でたりして簡単に済ませます。 アカデミーにはお弁当を持っていくので、作り置きは常時数品は作ってあります。 本当に簡単な料理でいいのです。 大事なことは自分で作ること。 なぜなら、一番安全で安心だからです。 ネットで紹介されている料理は、手作り料理を広めるということで大いに意義のあることだと思います。 少し注意して欲しいことは、ごま油、煎り胡麻、ツナ缶、マヨネーズ、ポン酢、カニかまぼこ、チーズ、そして油に偏らないことです。 知らない間に多く摂っていませんか? 食べる事は生きることの原点。 そして、食べ物で脳とからだが作られている事を忘れないでいてください。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.07.02】
髪を大切にしよう
中医学では、髪は「血の余り」と捉えています。 五臓では「腎」と深い関係があり、 腎が持つ精・血によって毛髪の成長や艶が保たれています。 簡単にいうと、毛髪はホルモンと血によるものだということです。 ですから、年齢が上がると女性ホルモンが低下し、 髪が細くなる コシが無くなる 細くなる パサつく 薄くなる などは言わば当然のこと。 なのですが、やっぱり嫌ですよね~。 実はわたしも一時期酷い状態になりました。これホントです! 額の上あたりがスカスカ。 原因は年齢的なこともありますが、正直、ストレスもありました。 そこで行動力のあるわたしは、これを改善するぞ、との意気込みで1年かけて改善に取り組みました。 結果はバッチリ! なんでも本気でやれば大体の事は出来るんですよね。 ただ、そこまで思ったり実行するかってことですが。 今日は、私が実践した改善方法をお伝えします。 ストレスを取り除くようにし、わたしにとっての癒しの時間を増やす。 シャンプー・コンディショナーをオーガニックに換える。 時々ヘアーマスクを使う。 定期的にスカルプクレンジングを使い、毛穴に詰まった汚れを取り除く。 これは効果大!絶対おススメです。 氣血を作る食事をより心がける。 改善するまでに1年という期間かかりましたが、効果を感じ始めたのは3カ月頃からでした。 お悩みのある方、是非試してみて下さい。 ご希望があればカウンセリングも致します。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.06.25】
薬膳について
薬膳、まだまだ世の中に理解されていません。 20年以上、薬膳を知ってもらいたい、少しでも健康になって欲しいと思って活動を続けていますが、まだまだ薬膳は伝わっていないことを実感する日々です。 なので、ここで改めて薬膳について紹介したいと思います。 薬膳は、食べた食事で健康維持・健康増進、体調不良・病気治療などの目的を持った食事を指します。 普段の食事は薬膳ではありません。 では、何かと言うと 「生命を維持するための食事」です。 ※食べなければ人間死んでしまいますものね。 スーパーに行って今日は何を作ろうか 何を食べようか 今日はこれがお買い得だからこれを使って何かを作ろう これが毎日の食事です。 近頃、疲れが取れない 目も以前に比べ見えにくくなってきたような気がする 眠りが良くない こんな、身体的症状に合わせて食材を組み合わせて作った食事が薬膳です。 アカデミーでは、広く薬膳を知ってもらうために専門コースだけでなく気軽に体験できる講座も随時開催しています。 ご興味がある方はぜひお気軽に遊びに来てください。 講座一覧 はこちら 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.06.21】
自分に正直に生きる
いつ頃だったか覚えていませんが、 「自分に正直に生きる」ということを意識するようになりました。 言い換えれば、 「自分にウソをつかない生き方をしたい」と思う気持ちが強くなりました。 今までがウソの生き方だったかと問われると困るのですが(笑) 若い時は「命の存在」自体考えていませんでした。 40代、50代、60代、70代、80代と、時間に関する考え方は変わってきます。 歳を重ねるにつれ、時間は無限ではなく有限なものなのだと身をもって感じられるようになります。 ある時、こんな言葉と出会いました。 相手に多くを求めない。 相手を自由にすること。 しがみついているものからちょっと手を離すと幸せになれます。 認める事が出来ない事を認める事。 それで解決。 自分の心に正直に。 ほとんどのことはこれで解決します。 幸せになる人は自分を不幸にする人を切る。 それが、生きる事です。 加藤諦三先生の言葉です。 この言葉と出会った時、胸が熱くなり、涙があふれそうになりました。 今、迷っていたり、悩んでいたりする方のご参考になれば。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.06.17】
湿気にご注意
中医学では湿気によって病気が発病すると湿気から「湿邪」(しつじゃ)という呼び方に変わります。 この「邪」はからだに悪さをする時に使われます。 日本では6月から夏の終わりまで、暑さと湿気に悩まされます。 これからしばらくの間、私たちはこの湿邪に悩まされます。 なので、特徴や症状、対処法についてお話したいと思います。 まず、湿は水の性質があり、からだの中で臓腑の動きを悪くします。 例えば、 下痢 むくみ からだが重い おりものが多い 皮膚の湿疹 口がねばつく などの症状がみられます。 これに暑さが加わると食欲不振が加わります。 さてさて、こんな時にどんな食事をしたら良いのか。 食材としては、湿気と暑さを取り除く食材を摂ります。 はと麦・冬瓜・とうもろこし・紫蘇・緑豆・小豆などがおススメです。 特に、食欲不振・むくみが気になる方は実感できると思います。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.06.13】
吾が浩然の氣を養う
孟子の言葉、吾が浩然の氣を養うについて紹介したいと思います。 浩然の氣とは、この上なく大きく、力強く、天地にみなぎるような氣の事で、寛容であり、ゆったりとした心持ちのことです。 なかなかこのような境地に至るには修行が足りません。 ですが、本にはこのように書いてあります。 「このような心持になるには、まっすぐな気持ちで、正直に生きる事でのびのびとした心境でいられます。難しいようで、実は誰にでもできる事なのです」 とはいえ、簡単なようでなかなか難しいところでもあります。 わたしはこの言葉が大好きです。 浩然の氣を日々大切にしながら、自分らしく生きたいと思っています。 自分に正直にまっすぐ生きることが自分の人生を生きるということですね。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.06.09】
何を食べれば良いか
健康や食に興味があるけれど薬膳に対してハードルが高いと感じている 食事を作る時間が取れない とにかく簡単に知りたい でもやっぱり食で健康を改善したい そんな女性のために開発したのが「山内メソッド」です。 「メソッド」という響きが難しく感じてしまうかもしれませんが、「誰でも簡単に分かる」ことが大切だと考えて作りました。 簡単な質問に答えるだけで、自分の体調・体質・食材・養生法が分かるシンプルな作りになっています。 アカデミーの受講生の中にも未病や病気になって食の大切さに気付く方もいます。 不調はからだからのサインなんです。 「何を食べたら良いのか分からない」 こんな言葉をよく聞きます。 誰でも自分が何を食べれば良いのかが分かれば、、、。 そう考えたことがこのメソッドを作るきっかけでした。 実は、このメソッドはアカデミーを立ち上げた17年くらい前に考案したものでした。 コロナをきっかけに、今伝えることが必要と思い形にしてセミナーを開催。 これまで100名以上の方に受講して頂きました。 食材にはそれぞれ持っている効能があります。 その働きを活用して、今のあなたのこころとからだに合った食材を食べること。 食事を通して、あなただけの毎日ごはんを楽しんで、今より元気であなたらしく生きて頂きたいと思います。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.06.05】
わたしの趣味
思い返してみれば、高校生の頃から手仕事が好きでした。 結婚して子どもが生まれると、子どもの服・布製のバック・抱き人形などなど、色んなものを作っては楽しんでいました。 洋裁教室にも通って少しずつ腕を上げ、自分のスーツまで作れるようになりました。 ですが、薬膳と出会ってからは「薬膳一筋」。 ミシンは戸棚にしまいっぱなしになっていました。 料理教室を始め、数年後に鎌倉薬膳アカデミーを立ち上げてからは仕事にまっしぐら。 こころの余裕も無く趣味を持つことなど出来ませんでした。 ですが、 15年目を迎えた頃から、ふと将来の事を考え始めました。 仕事はいつか終わる時が来る。 その時、わたしには何が残るのか? わたしの楽しみは仕事だけではないよね? そこで、 わたしは何をしたいのか? 何が出来るのか? 何をしていると楽しいのか? 色々と考えた結果、 そうだ!洋裁をまた始めてみよう! こうして、洋裁を再開することにしました。 早速、20数年ぶりにミシンとロックミシンを点検に出し、洋裁教室に入会しました。 そしたらどうでしょう! 想像以上に楽しい、楽しい。 自分でデザインした服を型紙から起こし、仮縫いをして本縫いしたら完成。 今回の作品で初めて先生にお褒めの言葉をいただきました。 今年は一つ一つの工程を丁寧にする、ということを目標に掲げて作品に取り組みました。 先生のご指導のおかげで、とても気に入ったベストが出来上がりました。 洋裁と料理を楽しめるって最高なのですよ。 この2つのことは、自分以外の人も楽しませてあげられます。 孫の洋服を作ったり、誰かのために食事を作ったりと喜びが広がります。 これからも服作りと料理は、細く永く続けていきたいと思います。 鎌倉薬膳アカデミー 山内