
ブログ一覧
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【2020.05.05】
ストレスと口苦
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 皆さんは、口の中が苦いと 感じたことはありませんか? 受講生の方にこの質問をすると、 必ずこのような経験をした方がいらっしゃいます。 では、どうしてだと思いますか?と尋ねると 答えに窮します。 脾の開竅は口ですが、他の臓腑の経絡も 口を通っている関係で、味覚の異常は 五臓と深く関わりを持った病変と言えます。 特に、今回は「口苦」を取り上げました。 弁証 肝胆火熱(かんたんかねつ) 症状 口が苦い、怒りっぽい、頭痛、失眠、目の充血、 小便短黄、便秘、顔が紅い、舌紅(特に舌辺)、脈弦細 原因 肝熱が表裏の関係にある胆に伝わると 胆汁が上逆して口苦が生じます。 胆汁の分泌は肝の疏泄に依存していますので、 素問にも、「肝気熱すれば、すなわち胆泄し口苦く・・・」とあります。 論治 清肝瀉火(せいかんしゃか) 方剤 竜胆瀉肝湯 現実では、やはりストレスが一番の原因です。 ストレスも自分自身が頭で感じているより、 身体で感じている方が確かだったりもします。 いつも心の声を聴くようにすると「未病」を 体感することが出来るようになります。 ストレスをテーマにした薬膳講座開催します。 薬膳講座《ストレス編》@オンライン 5月23日(土) ①10:00~11:15 ②14:00~15:15
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【2020.04.30】
休講を延長します
この度の新型コロナウイルス感染症に罹患された方とご家族・関係者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。 また、医療機関や行政機関の方々など、感染拡大防止に日々ご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。 当校では、3月下旬より新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、受講生の皆様とスタッフの安全のため休業しておりましたが、4月末までの休講を5月末までに延長致します。 受講生の皆様には、休講中でも薬膳に親しんでもらえるようインスタライブやオンライン講座などで情報をお伝え致します。 ご理解・ご協力のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
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【2020.04.26】
オンラインショップ開設しました
何だかバタバタしていたら、ブログでご紹介するのをすっかり忘れていましたが、鎌倉薬膳アカデミーのオンラインショップを開設しました。 創立当時から販売しているオリジナル商品も販売しています。 つい3か月前には想像もつかなかった世の中になって、私たちの生活も変わりました。 そんな中、鎌倉薬膳アカデミーは4月に創立14年目を迎えました。 もう一度、原点に立ち返って考えてみた時に「一人でも薬膳で健康になってもらいたい」、「心からイキイキとした毎日を送ってもらいたい」という想いを持って鎌倉薬膳アカデミーを始めたことを思い出しました。 今だからこそ伝えられる薬膳の知識があるんじゃないか、心から元気になってもらえるお手伝いが出来るんじゃないかと思って、日々活動を行っています。 昨日追加開催した免疫力アップ薬膳セミナーも、前回を含めて50名近くの方にご参加頂き、遠方の方でも参加できるオンラインセミナーの良さも実感できました。 これからは、オンラインセミナーやインスタライブなど、自分たちが出来ることを続けていきたいと思います。 鎌倉薬膳アカデミーインスタグラム ▲フォローお願いします!
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【2020.04.22】
薬膳デトックスダイエットの副産物
現在募集中の薬膳デトックスダイエット講座は去年の3月から始まりました。 募集を始めるに当たり、「甲斐より始めよ」の言葉通り自分自身でまず実践。 自分で作ったプログラムを行って体重を落とし、体力を上げて快調、快便となりました。 …が、それ以上に良かったと思った点が、 長年の悩みだった「花粉症」が大きく改善したことです。 3月中旬が私にとって最もつらい花粉のピークで、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、頭がボーッとした辛い期間を毎年過ごしてきました。 漢方薬も飲んだりしていましたが、正直今一つスッキリしませんでした。 ところがです。 今年は違いました。病院に行って薬をもらうことなく過ごすことができました。全然症状が出ないことはありませんが、辛くはありませんでした。 これは薬膳デトックスダイエットによる副産物。『腸活』のお陰だと思っています。 薬膳デトックスダイエットは、肥満だけでなく高血圧、アレルギー性疾患、糖尿病などにも適応される食事療法です。 これらでお悩みの方がいらしたら是非ご参加下さい。長引くコロナウイルスの影響で、今後はZoomでのセッションも検討しています。またブログでもお知らせしますので、ご興味のある方はご検討下さい。
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【2020.04.17】
免疫力アップセミナー追加開催!
当校初のオンラインセミナーを16日に開催しました。 当日は38名の方にご参加頂き、今一番お伝えしたい「免疫力アップ」の方法についてご紹介しました。 チャットでもメッセージなどたくさん頂き、講座終了後もご感想を頂きましたので、ご紹介したいと思います。 ーーーーーーーーー とても勉強になり、楽しかったです。資料を参考にご飯作りしようと思います。 ありがとうございました。 オンラインセミナー、楽しかったです! 画像もとても綺麗に映りました。資料とお話し、とてもわかりやすかったです。 すてきな講義をありがとうございます。奥底にある恐怖心をどけようどけようとして ここのところ苦労していました。今からは受け入れて、そんな気持ちも私の一部として 元気に暮らしていこう思います。今日の講座、ほんと勉強になりました。 先生方の元気な姿が見られて、こちらも元気をもらいました! 今日学んだ内容は、すぐに取り入れたいと思います。 ーーーーーーー などなど、オンラインだけどアットホームな感じの初回になりました。 画面の切り替えなど、上手にいかなかくてご迷惑をお掛けして場面もありましたが、皆様に楽しんでもらえて私たちも元気をもらいました。 今日はインスタライブにも挑戦してみました。 https://www.instagram.com/kmyakuzen/ 配信1分前まで操作方法が分かっておらず、かなり焦りました。笑笑 こちらも不定期に配信していこうと思っていますので、是非フォローお願いします。 そんなこんなで、今回は告知期間も短く「申込しようと思っていて忘れてた!」とか、「もう一度開催するならぜひ!」というお声も頂き、「免疫力アップ!薬膳セミナー」を追加開催することにしました!パチパチ。 日時は、4月25日(土)14:00~15:30です。 ご都合が合えば是非お申込み下さい。 ご自宅ですぐ使える薬膳知識満載でお伝えします。 お申込みは、こちら
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【2020.04.11】
薬膳の力
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 何となく調子が良くない、 吹き出物ができやすい、 ちょっとしたことで気分が落ち込む、 イライラして怒りっぽい、 訳もないのに悲しい気持ちになる、 冷えで、生理痛がつらい、 疲れやすくて、疲れが取れない、 空気が乾燥してきたらシワっぽい、 便秘でお腹が張る、 やせたいor肥りたい、 シミを何とかしたい、 近頃物忘れがはげしい 夢ばかりみて寝た気がしない、 風邪をひきやすい、などなど。 どこにでも誰にでもあるようなこんな症状。 ほっておいても何とか生活はできますが、 確実にQOLは落ちますよね。 毎日の生活を見直してみませんか。 私たちの身体は、「食べ物と精神」で出来ています。 体調不良は、どちらかもしくは両方の調子の悪さが 原因です。食事を見直し、体調を上げると身体も 元気になります。 今大切な免疫力アップに必要な知識を詰め込んだオンラインセミナーを開催します。 初の試みで慣れない点もあると思いますが、ご興味のある方は是非ご参加下さい。 ★免疫力アップ!薬膳セミナー★はこちら きっとあなたの何かが変わりますよ。
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【2020.04.09】
薬膳と料理
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 薬膳は食事なので、美味しく食べることが大切です。 今日は、薬膳における料理についてご紹介したいと思います。 私は、薬膳を学ぶまでずっと日本料理を学び、 教室を主宰して懐石料理や家庭料理を教えてきました。 最初に知人の勧めで、 東京・赤坂にある「柳原料理教室」に通い始めました。 5年間、しっかりと柳原先生の元で基礎を学び、その後、東京会館の現代の名工 小松崎先生に師事しました。 小松崎先生には、教室以外でもプライベートで お酒をご一緒させて頂き、その時にも多くの事を教えて頂きました。 その後、エスニック料理を蒲田のミ・レイで、 ケーキはプライベートレッスンで学びました。 その後、一念発起し、「大阪あべの辻調理師専門学校日本料理専門カレッジ」に入学しました。 1年間、朝から夕方までの授業を受ける学生に戻りました。 大阪での生活は、楽しくて楽しくて一生懸命に勉強と料理に打ち込みました。 日本料理を続けてきて本当に良かったと思ったのは、実は薬膳を始めてからでした。 私が薬膳を始めたころはまだまだ薬膳の教室が少なく、今よりはるかに薬膳に対する誤解と偏見がありました。 そんな中で、 日本の気候・風土・食材・体質に合った薬膳を始めたのです。 よくこんなことを言われました。 「薬膳は言葉のイメージが悪いから、 他のネーミングを考えた方がいいよ!」 色々考えましたが、 「薬膳」に代わる言葉はないのです。 「食べた食事が薬の代わりになる」 これが薬膳なのです。 その薬膳の献立を作るときに必要なのが、 何といっても「料理力」。 どれだけ料理を知っているか、おいしい料理が作れるか、それは誰にでも作りやすいか、などが問われます。 薬膳制作の特徴として、 1.症状・体質の違いに応じた食材の選択 2.調理法 3.味付け などが要求されます。 薬膳を作ること、教える事は 知識と料理の技術の2つの力が必要です。 それを分かりやすくお伝えし、そして自宅で作って頂き、心身共に健康な生活を送っていただけるような授業をこの先も続けていきたいと思います。 オンラインでの個人診断&薬膳アドバイス始めました! 詳しくは☆こちら☆
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【2020.04.07】
元気出して行きましょう!
コロナウイルスの影響で、当校でも4月は全ての授業を休講にしています。 そんな中でも、ご自宅でも受講できるオンライン講座を準備中♪ 皆さまに喜んでもらえるようなコンテンツを考えていますので、是非楽しみにお待ちください。 みっちりオンライン打合せの後は、以前から青年部会でお世話になっている★ビストロオランジュ黒木さんのお店でテイクアウト。 彩り野菜たっぷりのオードブルとランチセットをお持ち帰り♪ そして、オードブル盛り合わせと黒木さんと私。(マスクの下は笑顔です) しっかり量が入っていて、私は特に根セロリのマリネ?がとっても美味しかったです。 (セロリは気の流れを良くしてくれる野菜です(笑)) ランチメニューも充実! 他にも色々なメニューがテイクアウトできます。 こんな時だからこそ、人のこと、物のこと、今まで見えないものが色々見えてくることもあります。 私たちはこれまでの経験を踏まえて、これからの予測を立てながら、新しい希望を持って前進していく必要があると考えています。 中国五千年の歴史から生まれた知恵で考えるならば、 今は耐える時ではありますが、今の時期(陰)があれば、次に来るのは必ず「陽」であると決まっています。 陽の時期を心待ちにして、今はひたすら準備です。 乞うご期待!
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【2020.04.03】
中医学で考えるココロとカラダの関係
皆様、こんにちは。 今日は、ココロとカラダの関係について中医学的に紹介します。 楽しいとき、心が穏やかな時、 私たちの身体の中の気血の流れはよく、 食事は美味しく感じます。 ストレスを感じている時には、 詰まり感やイライラ感を感じます。 そんな時は、食べた食事が消化されず、 いつまでも胃の中に残って嫌な気分になります。 このような状態を中医学では、 「肝の疏泄不暢(そせつふちょう)」と表現します。 「疏泄」(そせつ)とは、のびのびとして通りがよい状態を指します。 不暢ですから(流暢でない)、 流れを良くすることが大切。 食材では、香りのよいものがおすすめ。 例えば、柑橘系(みかん、ゆず、金柑、レモンなど)、陳皮はもちろんのこと、せり、セロリ、三つ葉、春菊、しそ、ハーブなど。 お好きな精油でリラックス、入浴、ウォーキングも効果的です。 薬膳はセルフコントロールからセルフメディケーションまで役立ちます。 最近は、特にコロナウイルスの影響で、ココロが疲れてしまっている方が多いのではないでしょうか。 ウイルスは、そんな弱ったところへやってきます。 自分のココロとカラダの「通りを良くすること」を心掛けてお過ごし下さい。 是非、日常の生活にお役立て下さい。
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【2020.03.28】
人生を豊かにする方法
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 今日は、薬膳を勉強する上では欠かせない 【中医学的な考え方】について紹介します。 中医学の源流は、 2,500年前農耕文明から発生し、 医学・哲学・文化として発展してきました。 哲学では、 陰陽・宇宙観・五行など 一般的には難解な部分もありますが、 『 大宇宙と小宇宙 = 宇宙と地球 』 『 大宇宙と小宇宙 = 地球と人体 』 などと説明すると 比較的分かりやすいと思います。 また、 「人体は密接に関連して 一つの整体を形作っている」 ということも非常に当たり前の事なので、 人体内部はそれぞれが独立して 機能しているのでなく、 《五臓六腑》、《組織》、《器官》 が繋がりあうことで 正常に働いていることを表しています。 中医学を表面的に理解するのではなく、 その先に一歩足を踏み入れてみると 実は私たちの日常と深く結びつき、 多くの場面で役立っているかを知ることができます。 そうなると中医学が楽しくなります。 私自身の中医学での学びとして、 『 中庸(ちゅうよう )』があります。 これは、鎌倉薬膳アカデミーが掲げる 『 和 』の思想にもあてはまります。 バランス・空気感・自然体など しなやかに対応する感覚と共通すると思います。 中医学の学びは、必ずや豊かな人生を 教えてくれることでしょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 2020年4月期中医薬膳営養師コースは 5月スタートになりました! 詳しくは、★こちら
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【2020.03.27】
受講生の声
中医薬膳営養師コース・2019年4月期生 【Y・Tさんの感想】 1. 当校に通学したきっかけは何ですか? 薬膳は以前から知っていましたが、雑誌の特集を読んで特別な食材が必要ではない事を知り、インターネットで薬膳の学校を調べたのがきっかけです。 2. 当校を選んだ理由は何ですか? 駅から近い 和の薬膳®を学べる 土日に通学できる 3. 薬膳を学び感じたことや自分の生活が変わったことはありますか? 生活のリズムや食生活が変わりました。 特に旬の物、野菜を多く食べるようになり体調が良くなったように感じます。 季節によっての過ごし方も考えるようになり、気持ちの持ち方も豊かになったと思います。 4. 当校の良さは、どのような部分で感じますか? 少人数のクラスで学べること。 季節やその時にあわせた様々なセミナーを行っているところがすごいなと思います。 新しいことを取り入れている所も良さだと思います。 5. 薬膳を学ぶモチベーションはどこにありますか? 学んだ事を生活や食事に取り入れたとき、良くなったと実感できるところです。 6. 受講料についてどのように感じますか? 受講料は1年間ですので適当だと思います。 実習を行う場合は、材料費として別途お支払しても良いのではと思いました。 7. 学んだ上での将来の計画やビジョンはありますか? 明確にはまだありませんが、何か役立てたいと考えています。 できれば病気になった人の食時についてアドバイスが出来るようになりたいです。
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【2020.03.23】
新型コロナウイルスの感染予防のため休業します
この度の新型コロナウイルス感染症に罹患された方とご家族・関係者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。 また、医療機関や行政機関の方々など、感染拡大防止に日々ご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。 当校は、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、受講生の皆様とスタッフの安全を考慮して、3月23日より4月末まで休講致します。 受講生の皆様には、休講中でも薬膳に親しんでもらえるようインスタライブやオンライン講座などで情報をお伝え致します。 ご理解・ご協力のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
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【2020.03.22】
受講生の声
中医薬膳営養師コース・2019年4月期生 【K・Sさんの感想】 1. 当校に通学したきっかけは何ですか? 10年ほど前に、和食は季節と食材の関係がとても深いということを薬膳をベースに書かれた本で知り、和食は素晴らしいなぁと感動したと同時に、もっと深く知るにはどうしたら良いか探していました。そこで「和」と「薬膳」というキーワードで講座や学校を探していたら、鎌倉薬膳アカデミーに巡り合えました。 それから3年くらい保留期間と、申し込む前の半年間「薬膳料理研究コース」へ参加しましたが、やはりもっと知りたくなったので、思い切って申し込みました。 2. 当校を選んだ理由は何ですか? 「和」と「薬膳」を中心に「中医」の内容を、日々の生活と密接な視点で教えてくれる学校だと、学校案内やカリキュラムを見て思ったからです。 通学可能な場所と授業の開催曜日も、普段会社での仕事をおろそかにせず学べるかも重要でした。 3. 薬膳を学び感じたことや自分の生活が変わったことはありますか? 今まで、いかに自分自身についての分析と考える力が不足していたかを思い知り、1年の勉強を経て、悪い状況でも精神と身体をコントロールできるようになってきました。そのせいか自分の笑顔と家族の笑顔を増やす事に繋がっていると感じています。 ですが、他人に対する診断や施膳はまだまだ難しいので、知識と経験を増やして行きたいと思います。 4. 当校の良さは、どのような部分で感じますか? カリキュラムの充実と理解しやすい授業です。 教科書には載っていない、先生方の噛み砕いた解説のおかげで理解できた部分が多数ありました。1日の授業はスピード感もあり集中して受けられました。受身だけの講義ではなく、生徒自身も考えて参加する雰囲気も良かったです。 先生方はとにかくユーモアがあり、時に厳しく時に優しく成都に付き合ってくれましたので、いつもアカデミーに来ると「元気」になって帰ってました。 5. 薬膳を学ぶモチベーションはどこにありますか? 「薬膳」は、自分自身はもちろん、頑張る人々を応援できる知識だと思う点と、この先、年齢を重ねて行く上で必要だと感じている点です。 また家族の励ましと、確実に料理の腕が上がっている(もともと料理が得意ではなかったので)のもモチベーションの一つです。 6. 受講料についてどのように感じますか? 入学前は高い授業料だと感じており3年ほど保留期間がありました。 ですが、体験教室や学校説明、薬膳料理研究コースを受講し、カリキュラムの充実と環境の良さを実感して、ようやく清水の舞台から飛び降りるつもりで申し込みました。 同時に、こんなに払うのだからしっかり勉強せねばとも意気込みました。 今では、学ぶ内容の濃さ、先生のトークも濃く、同じような志を持った方々と一緒に勉強するにつれ充実感が勝り、授業料以上のものを得られたと感じています。 7. 学んだ上での将来の計画やビジョンはありますか? まずはマスターコースへ進みステップアップを図りたいと考えており、現在の仕事と×薬膳のアイデアを形にしたいと思います。その先は、「薬膳」を生かして、頑張る人を応援する「チアリーダー」的な存在になりたいと思います。
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【2020.03.21】
卒業式
今日は2019年4月期中医薬膳営養師コースの卒業式でした。 あっという間の1年間。 素晴らしい受講生の皆さんと一緒に学ぶことが出来て私たちにとっても、充実した学び多い1年になりました。 各クラスの皆さんからこんなに素敵なお花を頂きました! ご卒業おめでとうございます。 私もウルウル。皆さんもウルウル。 ちょっと寂しいけど、離れ離れになるわけではないので笑 また末永くお付き合いの程、どうぞ宜しくお願い致します♪ 学んだことが自分の身になった、物事の捉え方が変わった、仕事を含めた自分の生き方を考え直すきっかけになったなどなど、皆さんそれぞれの感想を頂きました。 卒業式後は、楠の木さんで、卒業パーティー。 美味しいお料理と楽しいおしゃべりで盛り上がりました。 ご卒業本当におめでとうございました! これからも薬膳を活かして毎日イキイキ過ごしていただければと思います。
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【2020.03.16】
難しくないよ!薬膳<寒熱編>続き
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミー学院長の山内です。 前回のブログで書いた「寒熱」の続きです。 寒証の症状は、冷えが一番代表的な症状。 そこからいろいろな症状が派生します。 例えば、 冷えてお腹が痛い、下痢をする、 温かいものが飲みたい、 顔色が蒼白い、手足が冷たい、 鼻水が薄い、尿量が多い、 便がゆるいなどです。 そんな時のおすすめは、 生姜、長葱、シナモン、黒砂糖です。 特に、乾姜はとりわけ身体を芯から温めてくれる優れもの! 作り方は、簡単で、生姜をスライスして、 蒸してから天日干しでOKです。 生姜よりはるかに効力がありますので、 寒証の方は是非お試しあれ。 熱証の症状は、 身体が熱い、冷たいものが飲みたい、 顔が紅い、落ち着きが無い、尿量が少ない、 便秘気味、咽喉が渇く、舌は紅色で苔は 黄色などの特徴があります。 おすすめ食材は、夏野菜や根菜類。 根菜類は冬の食材ではありますが、 思いのほか身体を冷やす働きのものが 多いので寒証の方は注意をして下さい。 ご自分の体質と間違った食事を摂っていると、 体内の陰陽のバランスが崩れ、体調を崩す原因に。 (意外とこのような原因で体調不良の方が多いのも事実です) 毎日の食事は当たり前のようになっているので、疑問を持たなくなります。 一度、食卓に上がった食材を丁寧に見て下さい。 多くの事がわかると思います。 さあ、今日の食事はどんな食材を使いますか。 季節の変わり目で、荒れ模様のお天気が続いています。 こんな時には特に体調を崩しやすくなります。 くれぐれもご自愛下さい。
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【2020.03.12】
難しくないよ!薬膳<寒熱編>
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミー学院長の山内です。 「薬膳」って響きがまず難しいんだよね。 ・・・と思っている方へ。 初心者の方が薬膳の献立を立てる時に、 まず最初に大切な「寒熱」について説明します。 --------------------- 身体が冷えている人には、温まる食材。 身体が熱い人には、冷やす食材。 --------------------- 寒熱を判断する時のポイントは、 薬膳を食べる人の体内状態で決めます。 たとえば、 冷えて手足が冷たくてしもやけが出来る、お腹が冷たく感じる、温かいものを好んで食べる、尿の量が多いなどは冷えタイプ。 また、暑がりでクーラーが大好き、冷たいものをよく食べる、いらいらしやすい、尿が少なく色が濃い、舌が赤いなどは熱タイプ。 薬膳で考える場合、症状と反対の食材を選んで献立を考えます。 冷えには温熱の食材、熱には寒涼の食材を使って薬膳を作ります。 これを「正治法」(せいちほう)といいます。 正治法の反対、反治法(はんちほう)もありますがこれは上級編になるのでここでは割愛。 暑がりでもなく、寒がりでもない、 どちらにも属さないタイプの方には 平性の食材を多めにして組み合わせます。 すべての食物には性質があり、これを寒涼・平・温熱と表記します。 次回はこの内容について深くお話をしていきます。
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【2020.03.08】
薬草見学
2019年10月期の中医薬膳営養師コースでは、中薬学の授業入りました。 中薬学ではただ聞くだけの講義ではなく、教室を飛び出して実際に薬草を見学する課外授業を行っています。 実際生えている状態の植物を見ることで生きた学びが出来ます! 幸い鎌倉薬膳アカデミーの周りには緑がいっぱい。 今年も野草研究家の横畑杏子先生に当校近隣の薬草スポットを案内して頂きました。 授業の様子を中薬学担当講師の島守真理先生が写真と共にレポートしてくれましたので、紹介致します。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 中医薬膳営養師コースの中薬学は、 教室での勉強が一段落すると野草見学にでかけます。 いつも歩いている道のはたに、空き地のすみに、 あれもこれもと嬉しげに説明してくださる野草研究家の横畑先生が またいつもとは違う鎌倉に誘ってくださいます。 「この花は、天ぷらにしてもいいですね。」 「この野草の若い葉の根元は、ぬるぬるしていてジュンサイのようなんですよ。」 「ああ、これイタリアンパセリに似ていますが、毒がありますね。」 「この花、あまり味はありませんが、彩りがきれいですよね、サラダにのせたりするといいですね。」 などなど、身近で興味深いお話をうかがいながらの、短いハイキング。 教科書にも出てくる車前子(しゃぜんし)や艾葉(がいよう)を目にすることができたり、昨年の9月だったらみずみずしかった牛膝(ごしつ)が、3月初旬の今は枯れているとわかったり。 昨年9月の牛膝 今年3月の牛膝 いつも目にしている草木。 緑が美しいのはもちろんですけれど、ほんの少し何かを知識を得ることで、日々かわりゆく季節のありがたさや、中薬のなかにも意外と身近なものもあるということを、もっともっと感じとれるのではと思っています。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 島守真理先生主宰のお教室 真理の薬膳 @mariyakuzen
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【2020.03.05】
本当に大切なもの
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 今日は、「鎌倉薬膳アカデミーってどんな所?」というご質問にお答えしようと思います。 受講生の方からよく言われることは、 ・ アカデミーに来ると元気になる ・ 和の薬膳が良い ・ 美味しくて簡単ですぐに自宅で実践できる ・ 質の高いカリキュラムが整っている ・ 鎌倉駅のすぐ近く ・ 清潔な環境で学べる ・ すばらしい仲間と出会える ・ 学んだ後に仕事のサポートをしてくれる などなど。 私自身いつも心がけていることは、 中医学の概念を身近な具体例で分かりやすく 理解出来るように伝えること。 そして、薬膳を好きになってもらうこと を一番大切に考えています。 受講生の方の多くは、 薬膳を学ぶことで得られる中に、 「食べたものが自分の未来を創る」 「おいしい薬膳で家族を幸せにする」 「自分が自然と一体になっているような感覚が心地よい」 ・・・ということを感じているようです。 (アンケートの実施結果より) 昔々に読んだ「星の王子様」にも書いてありました。 ”ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。 いちばんたいせつなことは、目に見えない。” 出典:サン・テグジュペリ 小説『星の王子さま』(河野万里子 訳)新潮文庫 本当に大切なものは目には見えないもの。 薬膳は、このことを気付かせてくれる学問です。 なぜかと言うと、 医学でもあり、哲学でもあり、文学でもあり、 様々な要素が重なり合っている学問だから。 もちろん、食事のことも学びますよ。 しかし、薬膳はまだまだ一般的ではありませんし、敷居が高いと感じる方も多いのが現状です。 少しでも多くの方に薬膳で健康になって頂けるようこれからも活動して行きたいと思っています。 旧ブログ「みんなの薬膳」2016年7月19日より抜粋
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【2020.03.04】
【3月】お休みのご案内
3月10日(火)、11日(水)、17日(火)、24日(火)、27日(金)、31日(火) 恐れ入りますが、お休みの間にご用件のある方は★お問合せフォームまたは留守番電話へメッセージをお願い致します。 出張、臨時休業などで不在の場合もございます。 商品をお買い求めの場合は、お手数ですがお電話でご確認の上、お越し頂くことをおすすめしております。 ご了承下さいます様、どうぞ宜しくお願い致します。
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【2020.03.03】
「いつ何を食べたら良いか」のヒント
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 今日の内容は少し専門的になりますが、 清の時代書かれた中薬専門書《本草備要》の 一節をご紹介します。 ※《本草備要》は 清の時代(1694年)汪昂によって著されました。 「薬物には、それぞれ形、性、気、質がある。 形が似通っている者、 例えば連翹は心に似ているので心経に入る、 茘枝核は睾丸に似ているので腎経に入る、 木に属する者は肝に入り、 水に属する者は腎に入り、 潤者は血分に走り、 燥者は気分に入る。 質が相同の者、 例えば、薬物の頭は頭に入り、枝は四肢に入り、 皮は皮に行く。また、紅花は血に似ているので 血の類になる。これ自然の理。」 薬膳の考え方に、 「以類補類」(いるいほるい)という考え方があります。 これは、人体と似通った形や働きを相応させ、 病変に応用することを指します。 中国の伝統的な一種独特な考え方ですが、 非常に面白いと思います。 このようにして考えてみると、 徐々にどんな時にどんな物を食べたらよいのか 見当がつけられるようになります。 薬膳・中医学はメージがつけられるように なると一層楽しさが増します。 想像力を活かして、こんな症状の時はどんな食材を 食べたらいいのか、実際に試してはいかがでしょうか。 先人たちがしてきたように、トライ&エラーで。 たとえば・・・ 目のかすみや疲れにはレバーで改善。 理由:かすみ目や疲れ目の原因は、 肝血不足でレバーは肝血を増やす働きがあります。 旧ブログ「みんなの薬膳」2017年2月10日より抜粋