ブログ一覧
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【2020.03.16】
難しくないよ!薬膳<寒熱編>続き
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミー学院長の山内です。 前回のブログで書いた「寒熱」の続きです。 寒証の症状は、冷えが一番代表的な症状。 そこからいろいろな症状が派生します。 例えば、 冷えてお腹が痛い、下痢をする、 温かいものが飲みたい、 顔色が蒼白い、手足が冷たい、 鼻水が薄い、尿量が多い、 便がゆるいなどです。 そんな時のおすすめは、 生姜、長葱、シナモン、黒砂糖です。 特に、乾姜はとりわけ身体を芯から温めてくれる優れもの! 作り方は、簡単で、生姜をスライスして、 蒸してから天日干しでOKです。 生姜よりはるかに効力がありますので、 寒証の方は是非お試しあれ。 熱証の症状は、 身体が熱い、冷たいものが飲みたい、 顔が紅い、落ち着きが無い、尿量が少ない、 便秘気味、咽喉が渇く、舌は紅色で苔は 黄色などの特徴があります。 おすすめ食材は、夏野菜や根菜類。 根菜類は冬の食材ではありますが、 思いのほか身体を冷やす働きのものが 多いので寒証の方は注意をして下さい。 ご自分の体質と間違った食事を摂っていると、 体内の陰陽のバランスが崩れ、体調を崩す原因に。 (意外とこのような原因で体調不良の方が多いのも事実です) 毎日の食事は当たり前のようになっているので、疑問を持たなくなります。 一度、食卓に上がった食材を丁寧に見て下さい。 多くの事がわかると思います。 さあ、今日の食事はどんな食材を使いますか。 季節の変わり目で、荒れ模様のお天気が続いています。 こんな時には特に体調を崩しやすくなります。 くれぐれもご自愛下さい。
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【2020.03.12】
難しくないよ!薬膳<寒熱編>
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミー学院長の山内です。 「薬膳」って響きがまず難しいんだよね。 ・・・と思っている方へ。 初心者の方が薬膳の献立を立てる時に、 まず最初に大切な「寒熱」について説明します。 --------------------- 身体が冷えている人には、温まる食材。 身体が熱い人には、冷やす食材。 --------------------- 寒熱を判断する時のポイントは、 薬膳を食べる人の体内状態で決めます。 たとえば、 冷えて手足が冷たくてしもやけが出来る、お腹が冷たく感じる、温かいものを好んで食べる、尿の量が多いなどは冷えタイプ。 また、暑がりでクーラーが大好き、冷たいものをよく食べる、いらいらしやすい、尿が少なく色が濃い、舌が赤いなどは熱タイプ。 薬膳で考える場合、症状と反対の食材を選んで献立を考えます。 冷えには温熱の食材、熱には寒涼の食材を使って薬膳を作ります。 これを「正治法」(せいちほう)といいます。 正治法の反対、反治法(はんちほう)もありますがこれは上級編になるのでここでは割愛。 暑がりでもなく、寒がりでもない、 どちらにも属さないタイプの方には 平性の食材を多めにして組み合わせます。 すべての食物には性質があり、これを寒涼・平・温熱と表記します。 次回はこの内容について深くお話をしていきます。
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【2020.03.08】
薬草見学
2019年10月期の中医薬膳営養師コースでは、中薬学の授業入りました。 中薬学ではただ聞くだけの講義ではなく、教室を飛び出して実際に薬草を見学する課外授業を行っています。 実際生えている状態の植物を見ることで生きた学びが出来ます! 幸い鎌倉薬膳アカデミーの周りには緑がいっぱい。 今年も野草研究家の横畑杏子先生に当校近隣の薬草スポットを案内して頂きました。 授業の様子を中薬学担当講師の島守真理先生が写真と共にレポートしてくれましたので、紹介致します。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 中医薬膳営養師コースの中薬学は、 教室での勉強が一段落すると野草見学にでかけます。 いつも歩いている道のはたに、空き地のすみに、 あれもこれもと嬉しげに説明してくださる野草研究家の横畑先生が またいつもとは違う鎌倉に誘ってくださいます。 「この花は、天ぷらにしてもいいですね。」 「この野草の若い葉の根元は、ぬるぬるしていてジュンサイのようなんですよ。」 「ああ、これイタリアンパセリに似ていますが、毒がありますね。」 「この花、あまり味はありませんが、彩りがきれいですよね、サラダにのせたりするといいですね。」 などなど、身近で興味深いお話をうかがいながらの、短いハイキング。 教科書にも出てくる車前子(しゃぜんし)や艾葉(がいよう)を目にすることができたり、昨年の9月だったらみずみずしかった牛膝(ごしつ)が、3月初旬の今は枯れているとわかったり。 昨年9月の牛膝 今年3月の牛膝 いつも目にしている草木。 緑が美しいのはもちろんですけれど、ほんの少し何かを知識を得ることで、日々かわりゆく季節のありがたさや、中薬のなかにも意外と身近なものもあるということを、もっともっと感じとれるのではと思っています。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 島守真理先生主宰のお教室 真理の薬膳 @mariyakuzen
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【2020.03.05】
本当に大切なもの
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 今日は、「鎌倉薬膳アカデミーってどんな所?」というご質問にお答えしようと思います。 受講生の方からよく言われることは、 ・ アカデミーに来ると元気になる ・ 和の薬膳が良い ・ 美味しくて簡単ですぐに自宅で実践できる ・ 質の高いカリキュラムが整っている ・ 鎌倉駅のすぐ近く ・ 清潔な環境で学べる ・ すばらしい仲間と出会える ・ 学んだ後に仕事のサポートをしてくれる などなど。 私自身いつも心がけていることは、 中医学の概念を身近な具体例で分かりやすく 理解出来るように伝えること。 そして、薬膳を好きになってもらうこと を一番大切に考えています。 受講生の方の多くは、 薬膳を学ぶことで得られる中に、 「食べたものが自分の未来を創る」 「おいしい薬膳で家族を幸せにする」 「自分が自然と一体になっているような感覚が心地よい」 ・・・ということを感じているようです。 (アンケートの実施結果より) 昔々に読んだ「星の王子様」にも書いてありました。 ”ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。 いちばんたいせつなことは、目に見えない。” 出典:サン・テグジュペリ 小説『星の王子さま』(河野万里子 訳)新潮文庫 本当に大切なものは目には見えないもの。 薬膳は、このことを気付かせてくれる学問です。 なぜかと言うと、 医学でもあり、哲学でもあり、文学でもあり、 様々な要素が重なり合っている学問だから。 もちろん、食事のことも学びますよ。 しかし、薬膳はまだまだ一般的ではありませんし、敷居が高いと感じる方も多いのが現状です。 少しでも多くの方に薬膳で健康になって頂けるようこれからも活動して行きたいと思っています。 旧ブログ「みんなの薬膳」2016年7月19日より抜粋
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【2020.03.04】
【3月】お休みのご案内
3月10日(火)、11日(水)、17日(火)、24日(火)、27日(金)、31日(火) 恐れ入りますが、お休みの間にご用件のある方は★お問合せフォームまたは留守番電話へメッセージをお願い致します。 出張、臨時休業などで不在の場合もございます。 商品をお買い求めの場合は、お手数ですがお電話でご確認の上、お越し頂くことをおすすめしております。 ご了承下さいます様、どうぞ宜しくお願い致します。
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【2020.03.03】
「いつ何を食べたら良いか」のヒント
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 今日の内容は少し専門的になりますが、 清の時代書かれた中薬専門書《本草備要》の 一節をご紹介します。 ※《本草備要》は 清の時代(1694年)汪昂によって著されました。 「薬物には、それぞれ形、性、気、質がある。 形が似通っている者、 例えば連翹は心に似ているので心経に入る、 茘枝核は睾丸に似ているので腎経に入る、 木に属する者は肝に入り、 水に属する者は腎に入り、 潤者は血分に走り、 燥者は気分に入る。 質が相同の者、 例えば、薬物の頭は頭に入り、枝は四肢に入り、 皮は皮に行く。また、紅花は血に似ているので 血の類になる。これ自然の理。」 薬膳の考え方に、 「以類補類」(いるいほるい)という考え方があります。 これは、人体と似通った形や働きを相応させ、 病変に応用することを指します。 中国の伝統的な一種独特な考え方ですが、 非常に面白いと思います。 このようにして考えてみると、 徐々にどんな時にどんな物を食べたらよいのか 見当がつけられるようになります。 薬膳・中医学はメージがつけられるように なると一層楽しさが増します。 想像力を活かして、こんな症状の時はどんな食材を 食べたらいいのか、実際に試してはいかがでしょうか。 先人たちがしてきたように、トライ&エラーで。 たとえば・・・ 目のかすみや疲れにはレバーで改善。 理由:かすみ目や疲れ目の原因は、 肝血不足でレバーは肝血を増やす働きがあります。 旧ブログ「みんなの薬膳」2017年2月10日より抜粋
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【2020.03.02】
免疫力をアップしてがん予防
こんにちは。山内です。 以前、女性セブンの取材を受けた内容がウェブでも見ることが出来ますので、紹介します。 新型コロナウイルスが騒がれている今こそお伝えしたい「免疫力」についてお話しています。 簡単レシピも掲載されているので、是非参考にご自宅でも作ってみて下さい。 https://kaigo.news-postseven.com/14619
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【2020.03.01】
1day特別講座&薬膳体験イベント開催
3月1日(日)に3か月に1度開催している1day特別講座&薬膳体験イベントを開催しました。 この時期の開催には迷いもありましたが、リマインドの際もキャンセルは1割にも満たず、開催することを決めました。 ウイルスは怖い部分もありますが、怖がっては免疫力が下がるばかり。 こんな時だからこそ、普段の生活から元気を作る薬膳の考え方が大切なのだと改めて実感しました。 講座の中で、そのことが少しでもご参加の皆様にお伝え出来たなら嬉しいです。 今回の1day特別講座は、当校卒業生で中医薬膳営養師の道下欣子さんに講師をご依頼して、薬膳スイーツ講座を開催。 おもてなし料理教室salone felice主宰で、スイーツのプロである道下さんが紹介してくれたのは、龍眼肉やクコ、ナッツをふんだんに使った米粉ケーキ。 グルテンフリーでお砂糖にもこだわったスイーツです。 生クリームの泡立て具合や粉の入れ方など、詳しくて分かりやすい説明で、初心者の方にも安心です♪ 学院長のミニ講座では、「女性ホルモン」について、そして今の時期に知って欲しい「免疫力アップ」について。 大きくうなずきながらお話を聞いて下さる方もいました。 そして最後は、中医診断学講師の持田先生による五行ミニ講座。 今の時期におすすめの食材や簡単調理法をお伝えしました。 春の時期を上手に乗り切ることが次の季節へつながります。 つまり、免疫力を高めることにもつながるんです! いつもの薬膳ランチも大好評♫ 映えませんがいつもに増してコトコト煮込んだ薬膳スープも。 これからの時代に薬膳はやっぱり必要なんだな!と再認識する1日になりました。 こんな中ご参加くださった皆様、講師の先生、本当に有難うございました!
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【2020.02.28】
養生について
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 「養生」と聞くとすぐに「病気の後」、「中年以降、健康に注意を払う」 などと連想される方が多いと思います。 ですが本来の「養生」とは、身体強化・疾病予防・病後の回復など範囲は広いのです。 今日は、中医学での養生のポイントを紹介したいと思います。 自然界の陰陽に沿った生活 中医学の基本的な考え方に、 「整体観念(せいたいかんねん)」があります。 「そもそも人間というものは、天地の間に生命を受けているものである。 即ち天地の陰陽の気が感じあって出来たものが人間であるから、 天地の運行に逆らうことなく、春夏秋冬の四時の養生法にかなえれば、 天地は父母のごとくその人を慈愛し、百年の天寿を全うすることができる」と ≪素問・宝命全形論≫に書かれています。 自身を取り巻く、自然界・社会環境の変化は、 直接的・間接的に人体に影響を与えます。 私はよく当校の受講生の皆さんに 上記のような話をします。 皆さんの多くは、今までそのような考え方を してきていません。 ですが、一週間でもいいですから、 自然や社会からどのような影響を受けているか、 そして、それらが自身の身体や心にどのように 影響があるのかを感じていただきたいと考えています。 そうすることで、 自分なりの「養生観」や「健康観」が生まれてくるのです。 自然に沿った生活は、 今を生きる私たちには難しい部分もありますが、 出来る範囲でいいのです。 心掛けることが重要です。 ちょっとしたことの積み重ねで、 父母から与えられた大事な身体と心を 最後まで全うすることができるのです。 反対に、これに逆らった生活を続けることは 病が生じる原因となります。 新型コロナウイルスが様々に影響していますが、 こんな時だからこそ、自分のことを観察して 健康を保つ、ウイルスに負けない身体作りを していきたいですね。
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【2020.02.26】
この時期必見!春の養生法
皆さま、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 新型コロナウイルスの影響が様々なところに出ていますが、こんな時こそ、免疫力を上げる薬膳の力が必要なのではないでしょうか。 季節を上手に乗り越えることは、身体の免疫力を高めることに繋がります。 この投稿が、不安な気持ちを抱えている方のお役に立てれば幸いです。 今日は、薬膳・中医学のバイブルと言われる 《黄帝内経》に書かれている、 この時期に必要な一節をご紹介します。 《現代語訳》 「自然界には四季があり、それぞれに応じた 暮らし方というものがある。 春は発生の季節、つまり芽生えた万物と同じように、 心身に生き生きと陽気を発生させ、 天地の陽気を取り込み、体内の陽気を育てる。 これが春に相応する養生法である。 これに背くと春によく活動する肝気が痛む」 (四気調神大論) 大切なことは、 今の時期は気持ちをのびのびさせること。 五行で春と関連する臓腑「肝」は怒りや 抑鬱感情を嫌います。 朝は少し早めに起き、ゆったりとお茶を飲み、 一呼吸してから食事の支度などを始めて下さい。 朝のきれいな空気を十分肺に取り込むのも いいでしょう。 (花粉症でなければの話ですが) 洋服の色も黒から緑や青に衣替えです。 こんなことを心掛けると楽しい春を満喫出来ます。 春を健やかに過ごすと夏の暑さに負けることなく過ごす事が出来ます。 旧ブログ「みんなの薬膳」2017年3月29日より抜粋
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【2020.02.25】
プレ更年期
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 今日は、更年期のお話です。 更年期とは、 閉経前後10年位の期間を指します。 日本人の場合、大体閉経年齢は50歳前後ですが、 最近は30代後半~ 40代半ばの女性でも、 更年期総合症に似た症状に悩まされている ケースが増えてきているそうです。 このような症状が「プレ更年期」といわれるものです。 「もしかしたらプレ更年期かな?」と思ったら、 下記の「プレ更年期セルフチェック」をしてみて下さい ☑以前より疲労感体感 ☑頭痛・肩こりなど ☑ほてり・のぼせ・発汗 ☑抑うつ感、または、イライラ感 ☑冷え性 ☑不眠傾向 ☑肌のくすみが増えハリがなくなる プレ更年期は女性ホルモンの低下が原因ではなく (卵巣機能は働いています)、ストレスが原因と いわれています。 まさに自律神経が関係し、この自律神経は 身体の各器官の働きを正常に保つ重要な 役目を担っています。 この働きが上手くいっていないがために プレ更年期の症状として現れているのです。 まずは養生の原則=食事・運動・休養 シンプルですが、これが最大のポイントです! 私が個人的におススメなのが深呼吸です。 簡単でいつでもどこでも出来るのが一番。 リラックスできますので是非試してみてください。 大それたことは急にしないようにして下さい。 3日で終わります。(これホント!) ちょっとしたことでいいのです。 少しでも歩くようにすることや夜は早目に寝床に 早く入ることを少しだけ心掛けましょう。 寝る直前には、明日に希望を感じられるような イメージを持って寝ると良いですよ。 そして、薬膳では、 「疏肝理気」、「発散」を心掛けて下さい。 ストレスにはこれが一番です。 漢方薬では、 当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓丸などが処方されます。 旧ブログ「みんなの薬膳」2016年7月25日より抜粋
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【2020.02.22】
卒業制作【土曜コース】
今日は中医土曜コースの卒業制作日。 皆さん忙しい会社員のクラスでしたが、ご自宅で試作会を開くなど意欲的に取り組んで下さいました。 土曜コースの皆さんが作ってくれた薬膳は、「春の薬膳 女性にうれしいハッピー薬膳」がテーマ。 食べていたら、本当にハッピーな気持ちになりましたよ! 見た目からしてハッピー感があふれています ♪ 食前酒に白ワインのサングリア、前菜に3種盛り、スープはカリフラワーのクラムチャウダーでした。メインは豚肉の春野菜ソースとリーフサラダ添え。ソースに金針菜を使って食薬の使い方も工夫されていました。ブルスケッタは、竹の子と菜の花の味噌和え、人参のきんぴら、シラスとシソをトッピング。 どれも春を感じる素敵なメニュー。 春に起こりやすい症状を緩和する食材や味を上手に組み合わせて、美味しく華やかなお膳に仕上げて下さいました。
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【2020.02.22】
目は口ほどに・・・
皆さま、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 昔から、「目は口程に物を言う」と言います。 人は「はい、分かりました」と言いますが、 はたして本当に分かっているのか、 それとも口先で分かったと答えているのか。 ちょっと相手の目を観察すると本当の事が 分かってしまいます。 それはなぜかと言うと、 五臓六腑の精気はみな目に注いでいるから。 目は全ての臓腑と密接に関係し、目を通じて 目の疾患だけでなく、臓腑気血まで診断できて しまうのです。 目に光彩があり、キラキラ輝き、物がはっきり 見える状態を私たちは「目力がある」といいます。 これは、身体全体の良さと精神の充実さを 現す表現です。 目頭や結膜が白っぽい時は、血液不足、 白眼が赤い時は熱風邪、 黄色くなると黄疸を現します。 目全体が赤くなると疲労やストレスを現します。 眼瞼下垂は、先天的な要素が関係し、脾と腎の 働きが弱いタイプに起こりやすい症状です。 目だけでもこれだけのことが分かります。 薬膳を勉強すると、占い師さんのようになります。 旧ブログ「みんなの薬膳」2017年4月19日より抜粋
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【2020.02.20】
卒業制作【木曜コース】
今日の中医木曜コースは、卒業制作。 1年間学んできた知識を集めてまとめて薬膳を作り出します。 木曜コースの皆さんは素晴らしいチームワークで美味しくて元気になる薬膳を作って下さいました。 テーマは、「気血両虚の薬膳~春のおもてなし御膳」。 旬の野菜をたっぷり使って、元気アップスープや気血を補う食材など上手に組み合わせて、心も体も元気になって免疫力がアップする薬膳。 見た目も味も本当に素晴らしかったです。 試作を重ねてご苦労もあったと思いますが、それだけに達成感もあった卒業制作になったと思います。 これからも学びを続けて、毎日の生活に活かして頂きたいと思います。 皆さん、お疲れ様でした! とっても美味しかったです。
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【2020.02.20】
不老不死!?
皆様、こんにちは。 今日のテーマは、「不老不死」。 私達は年を重ねるごとに老化していきます。 これは、自然の摂理ですから止めることはできません。 しわ・しみ・たるみなどは目に見える老化ですが、 目で見えにくい老化もあります。 例えば、味覚・視覚・聴覚・体力などなど。 これらの機能低下を遅らせることは出来るのでしょうか? 老化を遅らせるキーポイントは、 「成長ホルモン」だということは分かっています。 成長ホルモンは、思春期後期でピークを迎え年齢と共に減少します。 思春期後期がピークだなんて、ちょっと悲しい感じですが、 この成長ホルモンを味方につければ「不老不死」も夢ではないかも!? 成長ホルモンの働きは、骨・筋肉を作る、新陳代謝を上げる、 免疫を上げるなど人体に必要不可欠なホルモンです。 ですから、成長ホルモンをドンドン作り出すことが出来れば いつまでも若々しくいることが出来るはず! 薬膳的に言えば、 鶏肉・大豆・ナッツ類・ごま・レーズン・えび・玄米などがおすすめ食材。 薬膳を勉強した方ならお分かりかと思いますが、 これらの食材はほとんどが「腎」に帰経しています。 中医学では、腎はホルモンを主ります。 補腎がどれほど大切か、改めて「補腎」を意識して いつまでも元気で若々しくいてください。 旧ブログ「みんなの薬膳」2015年 12月 27日 より抜粋
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【2020.02.18】
弁証施膳マスターコース
2月16日(日)に行った弁証施膳マスターコースは、横浜薬科大学教授・漢方薬学科の教授である喩静先生に授業を行っていただきました。 喩静先生と初めてお会いしたのは、20年前。 久しぶりにお目にかかりましたが、ハツラツとしていて明るく、全くお変わりないことがとても嬉しかったです。 テーマは「乳がん」でした。 授業も女性目線で非常に分かりやすく、身近な食材や材料で日常にすぐに役立つ内容で、受講生の皆さんからも活発に質問が出て活気ある授業になりました。 喩先生、有難うございました。
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【2020.02.17】
舌を見て診断する方法【その2】
皆さま、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 前回の続きです。 ブログをアップしてから、再度、よくよく見てみると 点刺があるのを発見しました。 点刺は乳頭が増殖し、数が増えて多くなります。 これは、邪熱が体内にこもっている状態です。 点刺があると舌の色は紅色となります。 余りの膩苔に舌質の色を見落としてしまいました。 そこで、薬膳的にはどのように考えて施膳を するのかについてです。 舌が紅い: 体内の熱を取る食材を選ぶ 苔が黄色い: 体内の熱を取る食材を選ぶ 苔の位置: 脾胃の部分が厚くなっているので、 あっさりした味の物を積極的に摂る。 こんな風に舌を見て、薬膳を考えることが 出来ます。中医学って面白いですね! 旧ブログ「みんなの薬膳」2017年7月10日より抜粋
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【2020.02.16】
舌を見て診断する方法
皆さま、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 当校の中医コースでは、舌を見て診断する「舌診」を学びます。 今回は舌の診断法についてブログでご紹介したいと思います。 受講生のIさんの舌で解説します。 まず、舌自体の色は淡白色です。 白い色は、気血両虚、陽虚を指します。 つまり、Iさんは血の量が不足している、 或いは陽気が衰退している状態と考えます。 次に、舌の苔を見てみましょう。 苔の状態は、厚苔です。 苔で舌質が見えないので、「不見底苔」と称します。 また、苔が乾燥しているので、これは「燥苔」です。 これは、体内の津液不足を現し、考えられることは、 高熱、吐瀉後、温燥薬物の服用などによります。 また、膩苔が見られます。 膩苔とは、苔質が緻密で粒が細かく、中間が厚く 周辺が薄くなっている状態を指します。 これは、こすっても取れません。 膩苔の原因は、食積や脾虚湿困、阻滞気機などで、 苔の色が黄色いのは、痰熱、湿熱、暑湿などの邪が体内にこもっているためです。 では、薬膳ではどのような食事がいいのでしょうか? 次回はそれについて紹介したいと思います。 旧ブログ「みんなの薬膳」2017年7月7日より抜粋
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【2020.02.09】
自由制作「便秘の薬膳」
中医薬膳営養師コース実習の授業では、自由制作を行っています。 お題は「便秘」。便秘についてのレクチャーをした後は、受講生の皆さんに自由に施膳をしてもらっています。 木曜コースの皆さんが考えたのは、 「気虚気滞の便秘」 通便作用のある食材をベースに気虚や気滞を改善する食材を上手に組み合わせて、とても美味しい薬膳を作ってくれました。 白菜ロールの上には、おせち講座で習った梅花人参を乗せて。 習ったことをしっかり実践していて素晴らしいです♪ 土曜コースの皆さんは、 「陰虚の便秘」 全て美味しかったですが、ごぼう、金針菜、小松菜、油揚げの胡麻酢和えは特に絶品! 陰虚におすすめの黒胡麻たっぷり。 当校では、自分で薬膳を作り出す力を付ける授業を行っています。 次回はついに卒業制作!
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【2020.02.02】
招福開運講座開催しました
今年で9年目を迎える半田先生の招福開運講座を開催しました。 今回も個人鑑定&講座も満員御礼! 先生にお願いして大幅に枠を増やした個人鑑定では、占歴40年半田先生ならではの的確なアドバイスに、皆さん晴れ晴れとした表情になります。 今回は今年の方位について、九星別に教えて頂きました。 ご参加頂いた皆様には是非先生のお話を実践して頂き、良い運気を取り入れて、健やかにお過ごし頂ければと思います♪