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【2022.08.12】

初歩的薬膳<寒熱>

以前書いていた「みんなの薬膳」から転記したブログをご紹介します。
今回は、2016年2月12日の記事から。

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皆様、こんにちは。
鎌倉薬膳アカデミー学院長の山内です。

初心者の方が薬膳の献立を立てる時に、
まず最初に「寒熱」について間違えない様にして下さい。

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身体が冷えている人には、温まる食材

身体が熱い人には、冷やす食材

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寒熱を判断する時のポイントは、
薬膳を食べる方の体内状態で決めます。

たとえば、
冷えて手足が冷たくしもやけが出来る、お腹が冷たく感じる、
温かいものを好んで食べる、尿の量が多いなどは冷えタイプと考えます。

また、暑がりでクーラーが大好き、冷たいものをよく食べる、
いらいらしやすい、尿が少なく色が濃い、舌が赤いなどは熱タイプと考えます。

薬膳で考える場合、症状と反対の食材を選んで献立を考えます。
冷えには温熱の食材、熱には寒涼の食材を使って薬膳を作ります。

これを、「正治法」(せいちほう)といいます。
正治法があるので、反治法(はんちほう)がありますが
これは上級になりますのでここでは割愛します。

暑がりでもなく、寒がりでもない、どちらにも属さないタイプの方には
平性の食材を多めにして組み合わせ献立を考えます。

すべての食物には性質があり、これを寒涼・平・温熱と表記します。

次回はこの内容について深くお話をしていきます

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冷え性の方は、ごぼう、なす、そば、蟹、緑茶など、
身体を冷やす食材は1年を通して避けるようにしましょう。

photo by 大社優子

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