【2020.03.16】
難しくないよ!薬膳<寒熱編>続き
皆様、こんにちは。
鎌倉薬膳アカデミー学院長の山内です。
前回のブログで書いた「寒熱」の続きです。
寒証の症状は、冷えが一番代表的な症状。
そこからいろいろな症状が派生します。
例えば、
冷えてお腹が痛い、下痢をする、
温かいものが飲みたい、
顔色が蒼白い、手足が冷たい、
鼻水が薄い、尿量が多い、
便がゆるいなどです。
そんな時のおすすめは、
生姜、長葱、シナモン、黒砂糖です。
特に、乾姜はとりわけ身体を芯から温めてくれる優れもの!
作り方は、簡単で、生姜をスライスして、
蒸してから天日干しでOKです。
生姜よりはるかに効力がありますので、
寒証の方は是非お試しあれ。
熱証の症状は、
身体が熱い、冷たいものが飲みたい、
顔が紅い、落ち着きが無い、尿量が少ない、
便秘気味、咽喉が渇く、舌は紅色で苔は
黄色などの特徴があります。
おすすめ食材は、夏野菜や根菜類。
根菜類は冬の食材ではありますが、
思いのほか身体を冷やす働きのものが
多いので寒証の方は注意をして下さい。
ご自分の体質と間違った食事を摂っていると、
体内の陰陽のバランスが崩れ、体調を崩す原因に。
(意外とこのような原因で体調不良の方が多いのも事実です)
毎日の食事は当たり前のようになっているので、疑問を持たなくなります。
一度、食卓に上がった食材を丁寧に見て下さい。
多くの事がわかると思います。
さあ、今日の食事はどんな食材を使いますか。
季節の変わり目で、荒れ模様のお天気が続いています。
こんな時には特に体調を崩しやすくなります。
くれぐれもご自愛下さい。