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【2020.05.05】

ストレスと口苦

皆様、こんにちは。
鎌倉薬膳アカデミーの山内です。

皆さんは、口の中が苦いと
感じたことはありませんか?

受講生の方にこの質問をすると、
必ずこのような経験をした方がいらっしゃいます。

では、どうしてだと思いますか?と尋ねると
答えに窮します。

脾の開竅は口ですが、他の臓腑の経絡も
口を通っている関係で、味覚の異常は
五臓と深く関わりを持った病変と言えます。

特に、今回は「口苦」を取り上げました。

弁証
肝胆火熱(かんたんかねつ)

症状
口が苦い、怒りっぽい、頭痛、失眠、目の充血、
小便短黄、便秘、顔が紅い、舌紅(特に舌辺)、脈弦細

原因
肝熱が表裏の関係にある胆に伝わると
胆汁が上逆して口苦が生じます。

胆汁の分泌は肝の疏泄に依存していますので、
素問にも、「肝気熱すれば、すなわち胆泄し口苦く・・・」とあります。

論治
清肝瀉火(せいかんしゃか)

方剤
竜胆瀉肝湯

現実では、やはりストレスが一番の原因です。
ストレスも自分自身が頭で感じているより、
身体で感じている方が確かだったりもします。

いつも心の声を聴くようにすると「未病」
体感することが出来るようになります。

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