ブログ
【2026.08.16】
出羽三山「生まれかわりの旅」②
19時、柴燈祭が始まりました
柴燈祭は、お盆で帰ってくる精霊を迎えるために「迎え火」を焚くお祭りです。
前回のブログは、こちら


月山中之宮で塔婆に火が入ります。

最初は小さかった炎が、強い風を受けて、あっという間に大きな炎に。
これがものすごい迫力!
ゴォーッと音を立てながら燃え上がり、火の粉が夜空へ舞っていきます。
映像から風の様子とパチパチと燃える塔婆の音が聞こえますか?
不思議なのですが、あれだけ激しく燃えているのに、ずっと見ていると気持ちは静かになっていきました。
月山は「過去」を表す山
お盆の迎え火でもあるこの炎を見ながら、昔からたくさんの人がここで亡くなった人を想い、手を合わせてきたのだろうなと思いました。
あれだけ勢い良く燃えれば、ご先祖様たちもすぐに帰る場所が見つけられていいなぁなんてことも考えながら…。
夜の山の中で燃える炎は、とても幻想的でした。
翌日は「未来」の湯殿山へ
湯殿山神社は、全面写真撮影禁止なので、一枚も写真がないのが残念ですが、とても独特な場所だったので文章で紹介したいと思います。
まず本宮へお参りする際には履き物を脱いで、裸足になってからお祓いを受けます。
その後、小高い山(湯殿山)を登拝するのですが、そのお山に温泉が流れているのです。
湧き出る温泉が足に触れると熱いくらいでした。
さらにその先を登って滝に向かってお参りするのです。
お宮があるのではなく、滝自体が神社なのだそうで、これも初めての経験でした。
湯殿山は神様の世界なので、社殿を設けないことになっているそうです。
読んでる方にとっては、いまいち想像が難しいと思いますが、ご興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
前回も紹介した通り出羽三山では、
羽黒山=現在
月山=過去
湯殿山=未来
といわれています。
最初に聞いたときは「なるほど〜」くらいだったのですが、実際に三山を巡ってみると、この順番がなんとなく腑に落ちました。
今の自分を見つめて、
過去を振り返って、
そして未来へ。
だから出羽三山を巡ることを「生まれかわりの旅」というのでしょうね。
とはいえ、二日間で突然別人に生まれかわったわけではありません(笑)。
でも、日常から離れて山の中に身を置き、自然を眺め、土地のものをいただく。
まさに、薬膳+養生です。
頭の中にたまっていた余計なものが少し整理されたような気がしました。
何だかちっぽけなことで悩んでたなぁと振り返ってみたり。
「リセットする」って、こういうことなのかもしれません。
行ってみないとわからないこと
今回の旅で特に心に残ったのは、日本海に沈む夕日と、夜の月山で燃え上がった炎。
もちろん写真もたくさん撮りました。
でも、写真を見返してみると、やっぱり写真には写っていないものの方が多いんですよね。
山の風。
火の熱。
雄大な自然。
静けさ。
そして、その場所に立ったときの自分の気持ち。(実際には「すごい、すごい」ばっかり言っていましたが笑)
こういうものは、実際にそこへ行かないと味わえません。
出羽三山の「生まれかわりの旅」
ちょっと大げさかなと思っていた言葉でしたが、旅を終えた今は、なんとなくわかる気がします。
何か劇的に変わるわけではないけれど、
少し余計なものを置いてきて、少し軽くなって帰ってくる。
それくらいの「生まれかわり」が、私はちょうどいいなと思いました。
お誘い頂いたYさんのおかげで、本当に良い旅ができました。心から感謝です。
しっかりチャージしたので、これから卒業を迎える生徒さん、入学して下さる生徒さんに向けてばっちりサポートしていきたいと思います!
長々とお読みいただきありがとうございました。
たかお







