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【2026.10.15】
卒業生からいただいたお手紙
先日の卒業式で、卒業生のMさんから嬉しいお手紙をいただきました。
ご本人のご了承を頂いて、ご紹介させていただきます。
1年間、本当にありがとうございました。
私はもともと中医学や薬膳に興味がありましたが、実際に学んでみると、新しく知る事と同時に「これ、私がずっと感覚的に思っていたことだ」と感じることが何度もありました。
人の身体を部分ではなく全体で考えることや、同じ症状でも人によって原因が違うこと。
なぜかわかりませんが、そういう思考は昔から自分の中にあったように思います。それが中医学を学ぶことでひとつひとつ言葉になり、理論としてつながっていくことがとても面白かったです。
山内先生に「あなた髪も目も黒くて『腎』が強いね」と言われた時も、とても腑に落ちました。
昔から「なんで私はこんなに精神的に強いんだろう? お馬鹿なのかな?」って思っていたので(笑)、自分のことまでわかった気がしました。
歳を重ねるほど「もっと知りたい、もっと学びたい」という気持ちが強くなり、今はそれがとても楽しいです。
中医学を学ぶ前は、何かやりたいのにどこかふらふらしていて、「目標がほしい」と思っていました。でも今は、もっと中医学を学びたいという目標があります。
そして、体調が悪い人や困っている人を見ると「何かしてあげられることはないかな」と思います。そのためにも、まだまだ未熟だし、もっと勉強したい。いつか自分が学んだことが、誰かを少しでも楽にすることにつながれば嬉しいです。
アカデミーでの勉強はこれで一区切りですが、私にとっては始まりです。先生方から教わった事を大切にしながら、これからも学び続けていきたいと思います。
1年間、本当にありがとうございました。
鎌倉薬膳アカデミーで学ぶことが出来て良かったです。
お手紙を読んで
このお手紙を読んで、私が特に心に残ったのは、
「アカデミーでの勉強はこれで一区切りですが、私にとっては始まりです」
という言葉でした。
1年間のコースを終えることは、もちろんひとつのゴールです。
でも私たちが本当に願っているのは、資格を取ることや知識を増やすことだけではありません。
学んだことによって、今まで何となく感じていたことに理由が見つかったり、自分自身や家族の身体を見る目が変わったり、これからやってみたいことが見えてきたりする。
そんなふうに、薬膳や中医学を学ぶことが、その人のこれからの人生につながっていくことを、とても嬉しく思っています。
そして、Mさんの
「昔から、なぜ自分はこんなに精神的に強いんだろう? お馬鹿なのかな?と思っていた(笑)」
というところには、思わず笑ってしまいました。
でも、実はここにも中医学を学ぶ面白さがあるように思います。
「なんとなくそう思っていた自分」に、理論や言葉が与えられる。
身体のことを学んでいたはずなのに、いつの間にか自分自身への理解も深まっていく。
1年間、授業を重ねる中で、知識だけでなく、そんな発見をたくさん持ち帰っていただけたのなら、私たちにとってこれほど嬉しいことはありません。
そして「誰かを少しでも楽にすることにつながれば」という言葉。
薬膳を学ぶ先にあるものは、案外こういう小さな気持ちなのかもしれません。
自分や家族のために作る一皿だったり、体調を崩している誰かに「こんな食材もいいよ」と伝えることだったり。
特別なことをしなくても、学んだことは少しずつ誰かの役に立っていきます。
卒業は「終わり」ではなく「始まり」。
Mさんがこれからどんなふうに中医学や薬膳と付き合っていかれるのか楽しみにしています。
素敵なお手紙を、本当にありがとうございました。







