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【2021.09.12】

調理専門学校で薬膳

今年4月から外部講師を務めている新宿調理師専門学校夜間部での授業。
先日最終回の授業が終了しました。

最終回は「痰湿の薬膳」がテーマ。

いつもしっかり下準備をして下さる助手の先生方、有難うございます。
手際良く皆さんで「和の薬膳®」を作って頂きました。


受講生の皆さんから頂いた感想をご紹介します。

  • 楽しかった、自分のカラダを知ることができた
  • 色々な体質があると知って、主人に「靴下はいて!」と押しつけていたが、色々な体質があるのだから良いのだと思えた
  • 一番良かったのは、調味料・材料にしろ家の中で作れる点が良かった
  • 簡単で短時間で作りやすいのが魅力だった
  • 食べ物にはそれぞれ背景(性味帰経効能)があり、それを知ることが大切だということが分かった
  • 身体全体が流れが良くないとダメなのだということが分かった
  • 人生観が変わった
  • 普段手抜き料理ばかりで、味よりも栄養が大切だと思っていたが、薬膳を学んで自分の根底には薬膳の考え方があったということが分かり、共感できた
  • 東洋医学が身近にあったので、日々の生活を気にしていたので、薬膳の講座はとても良かった
  • 双方向の授業が良かった

私が授業でいつも心掛けていることは、ただ一方的なシャワーのように浴びる授業ではなく、問いかけや実践から受講者本人が気づきを得ること。そして、考えたり、感じたりする授業を行うことです。

そもそも薬膳は、考えたり、感じたりすることが好きな人、そしてそれを実感できる人に最適な学問です。

薬膳は「料理」だと思われがちですが、私が長く薬膳を研究する中で感じることは、ただ料理ではなく、理論・考え方・感じ方・養生の方法、ひいては生き方そのものを学ぶ学問なのだということです。

その観点から言えば、レシピはあってないようなもの。
大切なことは、薬膳の考えを理解しているかどうか、そして見えない価値をどうとらえて自分のものとするか、というところにあります。

その部分を私はお教えしてきましたし、これからもお教えしていきたいと思っています。

ともあれ、自分や家族、ご自分にとって大切な人の健康を食で考えたい人には、ぴったりなのが薬膳です。
多くの嬉しいご感想をいただき、私も夜間部の皆さんに薬膳を知って頂けて本当に良かったと思います。

学んで下さった皆さんのご健康やご活躍をお祈りしております!