ブログ一覧:薬膳話
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【2024.10.25】
旬の柿を食べよう【レシピあり】
柿がおいしい季節になりました。 わたしは、無類の柿好きです。 先日、「和の薬膳クラス」でも柿とかぶの和えものを作りました。 これがなかなか好評で、家でも作りました!というお声を頂いている料理です。 柿の産地はいくつかありますが、 山梨県の石和産が一番美味しいと思います。 去年の秋、丁度今頃だったと思いますが 近所の八百屋さんに石和の柿が売っていました。 な、な、何と!一つ700円! びっくり! 柿は薬膳では、 ・肺に熱がある時の咳の改善 ・発熱時の口の渇き ・口内炎の改善 などの症状に良いとされています。 からだを涼しくさせるので、冷え症や産後の方は 1日1個くらいにした方が良いかもしれません。 柿はビタミンCが豊富に含まれているので、 夏にできてしまったシミ改善にもバッチリ。 干し柿もおいしいですよね~。 干し柿は食物繊維が多く、生柿の比べカロリーと 糖質が高くなるので気を付けましょう。 柿を使ったおしゃれなお料理を紹介します。 【材料】 柿、かぶ、しめじ、蓮根 【和え衣】 マヨネーズ 大2、すり胡麻 大1.5、砂糖・醤油・酢 各少々 【作り方】 柿は小さめの一口大、しめじ・蓮根は茹でる。 和え衣に混ぜる。 和え衣をゆるくしたい場合は、煮切り酒でのばして下さい。 ぜひ季節の味を楽しみましょう! おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.10.17】
万物斉同
近頃、荘子の思想に触れることが増えました。 荘子の思想で一番惹かれる点は、 自由で創造的な生き方の追求です。 荘子の思想に「万物斉同」という言葉があります。 これは、「全ての物は本質的に等しく、区別や差異は相対的なものである。大小・善悪・生と死などは人間が生み出したもの」という意味を指します。 自由な境地で生きる 自然の流れに身を任せる 人間も自然の一部であり ほかの生物・自然も同等の存在である ざっくりですが、このような思想のことです。 現実はなかなかこのような境地まで到達することは難しいのですが、仕事を終えた暁にはわたしはこのように生きたいと思います。 おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.10.13】
砂糖は薬⁉
日本人は昔から薬が好きだったようです。 江戸時代、町には薬種問屋が250軒以上ありました。 これは、今でいうところの薬局や漢方薬局と同じ働きをしている場所で、医師からの処方箋に対応したり、病気の相談に合わせて調合したりしていました。 百草丸や葛根湯は江戸時代からあるクスリなのですよ。 江戸時代、砂糖はオランダからの輸入品で大阪の薬種問屋に運ばれ、そこから江戸をはじめ全国に運ばれていたそうです。 当時、砂糖は大変貴重な薬で、特に滋養を高めるものとして子どもや女性に嘗めさせていたとのこと。 なんと、不老不死の妙薬とまで考えられていました。 時代が変わると随分変わるものですね。 砂糖の捉え方。興味深いです。 おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.10.05】
牡蠣をたべよう!
これから牡蠣が美味しい季節になります。 昔から「海のミルク」と呼ばれ、栄養価の高い食材。 薬膳的な効能では「血液を作り、精神を安定し眠りをよくする」とされています。 わたしたちのからだは血液の量が少なくなると、精神的に不安定になったり、その影響で睡眠の質も低下したり…と日常生活の質の低下がみられるようになります。 一般的な栄養学では、牡蠣は亜鉛を多く含み免疫力を上げ貧血を予防したり、悪玉コレステロールを減らし動脈硬化を予防する効果があるとされています。 【牡蠣と相性のよい組み合わせ食材】 牡蠣+ほうれん草+牛乳=グラタン 牡蠣+牛乳=チャウダー 牡蠣+生姜=牡蠣の炊き込みご飯 牡蠣+卵=ピカタ 牡蠣+コンソメ=スープ どれも簡単でおいしいのでおすすめ。 いろいろな食材と組み合わせて牡蠣を楽しんでください。 おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.09.23】
鮭の簡単レシピ
鮭の黄金ソースがけを紹介します。 ホワイトソースとお味噌を合わせて黄金ソースを作る一品。 鮭は、秋バテにもおすすめの食材です。 鮭の効能 体力低下、消化を促進し胃を温める、浮腫みの改善 【材料】 生鮭4切れ、葱小口切り1/2本 【調味料】 バター10g 市販ホワイトソース160g、味噌25g、パルメザンチーズ大2、塩・こしょう(適量) 【作り方】 1.生鮭は適当な大きさの切り身にして軽く塩をふり20分おく。 その後、胡椒をふりフライパンにバターを溶かし、皮目からこんがり焼く。 2.市販のホワイトソースに味噌を加えて、葱の小口切りを混ぜる。 3.耐熱皿に1をのせ、2のソースをかけ、好みでパルメザンチーズをふりかけ、前もって温めたオーブンで3~4分焼き目が付くように焼く。 おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.09.19】
女性のからだ
月経・妊娠・出産・母乳の全てに共通している物質はなんでしょうか? 答えは「血」です。 女性の一生は、血との深い関係に司(つかさど)られています。 月経・妊娠・出産・母乳などは全て血の消耗です。 女性は常に血を補充しておく必要があります。 ところが、多くの女性は十分補充できているとは言えません。 反対に不足している方が多いんです。 1.血を増やす食事をしていない 2.胃腸が弱い 3.パソコン・スマホなど目の使い過ぎ 4.夜更かし 5.冷え あなたは、いくつ当てはまりましたか? こんなことが原因で血を消耗してしまいます。 血は、全身の全てに営養を与え、精神活動とも深い関係があります。 ・集中できない ・気持ちが不安定 ・お肌の調子が悪い こんな症状も、血の不足が原因の一つです。 女性にとって元気の源は血なのです。 ぜひ皆さんも元気でイキイキした生活を送るべく 「血を消耗しない&補う」を心がけて下さい。 《血を増やす食材》 お肉類、各種レバー、ナツメ、クコ、ブリ、カツオ、プルーン、ほうれん草 おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.09.15】
子どものための薬膳
幼稚園から小学校低学年くらいの子どもを対象とした薬膳を紹介します。 一番大切にしたい場所は「脾(ひ)=消化器系」です。 からだ全体もそうですが、 食生活と密接に関係する消化器は、一生を通して大切な臓器。 からだを作っていく子ども時代には、特に気をつけて部分です。 ・アイスクリームを大人と同じ大きさを食べる ・ケーキを大人と同じ大きさを食べる ・ペットボトルの甘いジュースを飲む ・寿司を好きなだけ食べる ・食事の時に冷たい水や麦茶を飲む ちょっと考えてみてください。 これっておかしいと思いませんか? 子どもと大人では、消化器のキャパも働きも違うのに、 同じ量を食べてたら、当然負担がかかってしまいます。 消化器はエネルギー(氣)を作る大本。 キャパオーバーでは、必要なエネルギーを作り出す力が弱まってしまいます。 食事の量や内容を注意すれば、かなり消化器の働きを低下することを防ぐ事ができます。 (子どもだけじゃなく、消化器が弱いタイプの大人にも言えることですね) どの親も子供には元気ですくすく丈夫に育ってほしいと思っているはず。 思いは思いだけで留まらず、ぜひ日常生活の中で実践してもらいたいと思います。 おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.09.11】
久々にパンを食べたら…
ここ1ヶ月近く小麦を控えていました。 小麦は日本人には合わないのではないかと以前から思ってはいました。 特に東アジアの民族は農耕文化ですから主食は 米ですし、そもそも氣を作る大本は米ですから。 小麦は気温が低くて米に適さない気候の主食です。 とは言え、世の中には小麦製品があふれていますよね。 そんな訳で、なかなか小麦断ちはできませんでした。 ですが、意を決して(ちょっとオーバーかな?) 小麦製品を控えてみました。 それなのに、つい2日前、誘惑に負けて食パンを買って食べてしまいました。 「あー、やっぱり美味しいな」としみじみ思っていたところ、 お腹がゴロゴロ鳴りだしました。 あ~。 このゴロゴロは、からだからのメッセージですね。 小麦・植物油・甘いものを控えると体調が改善されるとの話はよく耳にします。 このことについてはまた、機会を見つけておはなしをしたいと思っています。 やっぱり控えた方がいいのかも…と思いました。 おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.09.07】
夏バテ・秋バテにはこれ!
今年の夏も暑かったですね~。 あっ、まだ夏は終わってないかな? 今まで一度も夏バテなどしたことがなかったわたしも さすがに今年は少々まいりました。 食欲不振の時期があったり、 からだがだるくて何もやる気が出なかったり…。 わたしと同じような状態の方も多いのではないかと思います。 そんな時の改善方法をお知らせします。 わたしはこれで体調を整えました。 ・主食は山芋・生姜を入れたお粥にする。 ・冬瓜のあっさり煮 陳皮を入れて中華スープで煮る。 ・鶏肉の薄切りカレー味 鶏肉に塩・酒で下味をつけ、カレー粉と小麦粉・または米粉を薄くつけ焼く。 ・ピクルス きゅうり、大根、人参、赤・黄パプリカ。 湯ざまし、酢、砂糖、塩で液を作り、切って入れるだけ。 野菜はきゅうりを除いて、さっと茹でた方が水気が出ずに美味しく作れます。
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【2024.09.03】
命をいただく
わたしたちは毎日3回食事を摂ります。 (3回でない方もいるかもしれませんが) 野菜、肉、魚、どんなものにも命があります。 わたしたちは、その命を生きるためにいただいています。 毎回そんなことを考えながら食事・生活をしている訳ではありませんが、時に、命をいただいていることに感謝するのも気持ちも必要だと思います。 薬膳では食事から作られる「氣」を後天の気と言います。 からだの気を作る大本になるのが食事です。 多くの人の手から作られ、わたしたちのからだを作ってくれる大切な食べ物。 ぜひ無駄なく使い切りましょう! 時に、ありがとうの気持ちをもって! そうすれば、しっかり営養になってくれるはずです。 おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.08.26】
おとな女子の和の薬膳®︎生活
皆さん、この本をお手に取っていただけましたか~? おとな女子の和の薬膳®︎生活 手前味噌で恐縮ですが、 読み易くて、初心者にも薬膳を楽しんで頂けるような内容にしました。 もっともっと中医学・薬膳のすばらしさをお伝えしたいのですが、多くの情報を詰め込み過ぎるとわたしの熱量に薬膳初心者の方が圧倒されてしまうと思い、かなり抑え気味にしました。 体質に関する本は多く出版されていますが、 なぜ?の疑問に一番丁寧に分かりやすく答えているのではないかと自負しています。 どこにでも居そうな登場人物たちを通して、 「あっ、これわたしのことだわ!」と自分ごととして感じてもらえるように作りました。 薬膳料理は難しいのではと思っていらっしゃる方も多く、誤解や偏見もまだまだありますから、身近な食材でどなたでも簡単に作れるレシピを載せました。 読んだ方からは、「これだったら、私にも作れそう」という感想をいただいています。 これこそ、まさにわたしが目指していた薬膳のハードルを低くすること! レシピを作って下さる方や、ご家族と一緒に読んで下さる方など、本を作って本当に良かったなぁ~と思っています。 ぜひ楽しみながら読んだりレシピにチャレンジしてみてください。 おとな女子の和の薬膳®︎生活 おわり 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.07.29】
断食体験記
6月の終わりに、5日間の断食に行って来ました。 非日常生活から離れて、こころとからだのリセットをしたい。 これが目的でした。 不思議ですよ! お腹が空かないのです。 お腹の虫がグーグーなるのかと思っていたら、ゼンゼン! またまた人の身体の神秘を感じました。 と言うのは、数日前からわたしの頭は断食モードに入っていました。 食べられないと身体が認識していたんですね。 すごいでしょ! もちろん、体重・体脂肪、しっかり落ちました。 ところがですよ、自宅に帰り数時間するとお腹の虫が鳴るではありませんか。 これまた、びっくり!ホント! びっくりマークが多くてごめんですが、 あまりにびっくりする事が多くて・・・。 この体験を通して分かったことは、 食欲も脳でコントロールされていることの再認識と、 わたしは食べすぎだったってことでした! 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.07.21】
未病について
随分前になりますが、 養命酒のコマーシャルで「女性は7の倍数」、 「未病」という言葉が広がりました。 多くの方はこれで「未病」を知ったのではないでしょうか? 今日はこの未病についてのお話です。 中医学の目的の一つに病気にならないからだ作りというものがあります。 これを「養生」と言います。 季節の変化・ライフスタイル・心の在り方・運動に気をつけながら免疫力を維持・高める・抵抗力をつける。 これを「未病先防」と言います。 とは言え、病気を発症することもあります。 そんな時には次の段階として、 「既病防変」があります。 これは、 発病したら早期に診断し、病気が重くならないように食い止める事がもっとも大切という考え方です。 「人間の身体は、各臓腑・組織・器官が繋がっているので、他の場所に影響を及ぼす前に対処すること」を指します。 たしかに! 皆さんもぜひこの考えを参考にして、元気にイキイキ生活して下さい。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.07.14】
【レシピあり】美味しい豚肉料理
とても簡単で、おいしい豚肉料理を紹介します。 豚肉の南蛮揚げ ブロッコリー添えです。 【材料】 豚ヒレ肉 200g (下味:酒大1.5、醤油大1.5、ぶつ切り生姜10g) ・南蛮衣 (卵1個、酒大1、醤油小2、唐辛子少々、長葱みじん切り大1、ナッツ類20g、塩少々、砂糖小1、片栗粉・小麦粉各大2、米粉大4) ※衣が硬い場合には水を少量加える。 ・ソース ケテャップ大2、マヨネーズ大2、チリソース小1、醤油少々 【作り方】 豚肉は5ミリ厚に切って下味を付けて20分ほど置く。 衣を作を付けた1の肉を油で揚げる。ブロッコリーは塩ゆでをする。 皿に揚げた豚肉とブロッコリーを盛り、ソースをかける。 ブログを読んで下さっている方、作ったらぜひ感想をお聞かせ下さい。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.07.02】
髪を大切にしよう
中医学では、髪は「血の余り」と捉えています。 五臓では「腎」と深い関係があり、 腎が持つ精・血によって毛髪の成長や艶が保たれています。 簡単にいうと、毛髪はホルモンと血によるものだということです。 ですから、年齢が上がると女性ホルモンが低下し、 髪が細くなる コシが無くなる 細くなる パサつく 薄くなる などは言わば当然のこと。 なのですが、やっぱり嫌ですよね~。 実はわたしも一時期酷い状態になりました。これホントです! 額の上あたりがスカスカ。 原因は年齢的なこともありますが、正直、ストレスもありました。 そこで行動力のあるわたしは、これを改善するぞ、との意気込みで1年かけて改善に取り組みました。 結果はバッチリ! なんでも本気でやれば大体の事は出来るんですよね。 ただ、そこまで思ったり実行するかってことですが。 今日は、私が実践した改善方法をお伝えします。 ストレスを取り除くようにし、わたしにとっての癒しの時間を増やす。 シャンプー・コンディショナーをオーガニックに換える。 時々ヘアーマスクを使う。 定期的にスカルプクレンジングを使い、毛穴に詰まった汚れを取り除く。 これは効果大!絶対おススメです。 氣血を作る食事をより心がける。 改善するまでに1年という期間かかりましたが、効果を感じ始めたのは3カ月頃からでした。 お悩みのある方、是非試してみて下さい。 ご希望があればカウンセリングも致します。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.06.25】
薬膳について
薬膳、まだまだ世の中に理解されていません。 20年以上、薬膳を知ってもらいたい、少しでも健康になって欲しいと思って活動を続けていますが、まだまだ薬膳は伝わっていないことを実感する日々です。 なので、ここで改めて薬膳について紹介したいと思います。 薬膳は、食べた食事で健康維持・健康増進、体調不良・病気治療などの目的を持った食事を指します。 普段の食事は薬膳ではありません。 では、何かと言うと 「生命を維持するための食事」です。 ※食べなければ人間死んでしまいますものね。 スーパーに行って今日は何を作ろうか 何を食べようか 今日はこれがお買い得だからこれを使って何かを作ろう これが毎日の食事です。 近頃、疲れが取れない 目も以前に比べ見えにくくなってきたような気がする 眠りが良くない こんな、身体的症状に合わせて食材を組み合わせて作った食事が薬膳です。 アカデミーでは、広く薬膳を知ってもらうために専門コースだけでなく気軽に体験できる講座も随時開催しています。 ご興味がある方はぜひお気軽に遊びに来てください。 講座一覧 はこちら 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.06.17】
湿気にご注意
中医学では湿気によって病気が発病すると湿気から「湿邪」(しつじゃ)という呼び方に変わります。 この「邪」はからだに悪さをする時に使われます。 日本では6月から夏の終わりまで、暑さと湿気に悩まされます。 これからしばらくの間、私たちはこの湿邪に悩まされます。 なので、特徴や症状、対処法についてお話したいと思います。 まず、湿は水の性質があり、からだの中で臓腑の動きを悪くします。 例えば、 下痢 むくみ からだが重い おりものが多い 皮膚の湿疹 口がねばつく などの症状がみられます。 これに暑さが加わると食欲不振が加わります。 さてさて、こんな時にどんな食事をしたら良いのか。 食材としては、湿気と暑さを取り除く食材を摂ります。 はと麦・冬瓜・とうもろこし・紫蘇・緑豆・小豆などがおススメです。 特に、食欲不振・むくみが気になる方は実感できると思います。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.06.13】
吾が浩然の氣を養う
孟子の言葉、吾が浩然の氣を養うについて紹介したいと思います。 浩然の氣とは、この上なく大きく、力強く、天地にみなぎるような氣の事で、寛容であり、ゆったりとした心持ちのことです。 なかなかこのような境地に至るには修行が足りません。 ですが、本にはこのように書いてあります。 「このような心持になるには、まっすぐな気持ちで、正直に生きる事でのびのびとした心境でいられます。難しいようで、実は誰にでもできる事なのです」 とはいえ、簡単なようでなかなか難しいところでもあります。 わたしはこの言葉が大好きです。 浩然の氣を日々大切にしながら、自分らしく生きたいと思っています。 自分に正直にまっすぐ生きることが自分の人生を生きるということですね。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.06.09】
何を食べれば良いか
健康や食に興味があるけれど薬膳に対してハードルが高いと感じている 食事を作る時間が取れない とにかく簡単に知りたい でもやっぱり食で健康を改善したい そんな女性のために開発したのが「山内メソッド」です。 「メソッド」という響きが難しく感じてしまうかもしれませんが、「誰でも簡単に分かる」ことが大切だと考えて作りました。 簡単な質問に答えるだけで、自分の体調・体質・食材・養生法が分かるシンプルな作りになっています。 アカデミーの受講生の中にも未病や病気になって食の大切さに気付く方もいます。 不調はからだからのサインなんです。 「何を食べたら良いのか分からない」 こんな言葉をよく聞きます。 誰でも自分が何を食べれば良いのかが分かれば、、、。 そう考えたことがこのメソッドを作るきっかけでした。 実は、このメソッドはアカデミーを立ち上げた17年くらい前に考案したものでした。 コロナをきっかけに、今伝えることが必要と思い形にしてセミナーを開催。 これまで100名以上の方に受講して頂きました。 食材にはそれぞれ持っている効能があります。 その働きを活用して、今のあなたのこころとからだに合った食材を食べること。 食事を通して、あなただけの毎日ごはんを楽しんで、今より元気であなたらしく生きて頂きたいと思います。 鎌倉薬膳アカデミー 山内
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【2024.05.24】
旬野菜を食べよう【レシピあり】
今日のブログは、旬の食材《春きゃべつ》を紹介します。 4月からおいしい春きゃべつですが、料理のレパートリーの幅があって馴染みのある食材。消化器系にやさしく働いてくれます。 ※今はキャベツ高騰でなかなか手が出ませんね。早く落ち着いてくれると良いのですが… 胃弱、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食欲不振の時にきゃべつ料理がおススメです。 きゃべつの簡単レシピ 【甘塩鮭ときゃべつの重ね煮】 甘塩鮭2切れを用意し、一切れを3つに切る。 きゃべつは1/3個をざく切りにする。 鍋に鮭ときゃべつを重ねて、酒を50mlで蒸し煮にする。 すっごく美味しいかと言われたら困りますが、(困るんかーい!)胃腸が弱っている時には是非作ってみて下さい。 鎌倉薬膳アカデミー 山内