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【2022.07.15】

北京研修旅行その2

今回は前回の続き、「みんなの薬膳」から転記した北京研修旅行その2です。

2017年9月2日の記事から。

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前回に引き続き、
北京研修旅行《観光編》です。

到着二日目は、冷たい雨が一日降っていました。

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天安門広場から中国国家博物館へ。
長蛇の列で寒い中1時間半もかかって入館。
厳重なチェックを経てやっと入れました。

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薬膳のバイブル《黄帝内経・素問》がありました!

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個人的に大好きな《韓非子》も発見。

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中国は歴史があって、素晴らしい芸術が
沢山ありますね。

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皇帝が天を祭るために作った場所、
天檀公園にも行きました。

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瓦の先に付いているモチーフは、龍の子どもで
魔よけの意味があるのだそうです。

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歴史的な芸術を見ると、
日本は中国の影響を強く受けていることが
よく分かりました。

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最近、改めて韓非子を読み直しています。
戦国時代の思想家であった韓非子は、孔子などの性善説とは逆に、性悪説を説いています。

人間を動かしている動機は、なにか。
愛情でも、思いやりでもない。義理でも、人情でもない。

ただ一つ、利益である。
人間は利益によって動く動物である。
三笠書店 守屋洋著「韓非子」を見よ!より抜粋

改めて読んでみても、「がーん!」と頭を殴られたような感覚があります。
一度読んだのにすっかり忘れてるって話も…。

「清濁、併せ持ってこその人間である」という韓非子の哲学。

白か黒ではなく、グレーが分かるほど人としての深みが増すという意味がしみじみ分かる年になってきました…。