ブログ一覧:薬膳話
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【2022.07.25】
弁証施膳マスターコース
先月の授業で菅沼栄先生に教えて頂いた「皮膚病」の講義を基に、昨日は皮膚病に対する弁証施膳の授業を行いました。 弁証施膳マスターコースでは、 テーマについてみんなで発表&議論を行っています。 今朝のニュースで見たのですが、最近は議論を避ける風潮があるそうです。 学生に「議論で物事を決めて」というと、LINE投票など人物が特定されないような方法で決めようとするという、某大学の先生の話が紹介されていました。 議論というと、自分の意見で誰かを言い負かすようなイメージがありますが、正しくは「お互いの意見を論じ合うこと」です。 意外と皆さん、自分の意見を言う機会は少ないのではないでしょうか。 会社にいたら色々なしがらみがあったり、家の中でも誰かに遠慮して思っていることを伝えていなかったり。 ※もちろん全員がそうではないと思います! 鎌倉薬膳アカデミーでは、正しいとか、正しくないとか、そういうことではなく、自分の考えを述べたり、他人の意見を聞く。 活発な意見交換の中から自分なりの納得や気づきを得る授業を行っています。 最後は山内先生が薬膳を作る上での大切なポイントを伝えています。 そして、みんなで撮影会(笑) 誰かの考えや意見ってとっても勉強になるんですよね。
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【2022.07.23】
薬酒、作ってみませんか?
手軽に身近に薬膳を体験してもらいたいと思い、 「とりあえず薬膳」を開催しています。 とりあえず薬膳は、1dayお手軽セミナー。 ぎょうざ、ドレッシング、タレなど、毎日の生活にちょっとプラスするだけで、薬膳生活を楽しんでもらえる内容です。 7,8月のテーマは「薬酒」。 薬酒というと、自分とは程遠いな…と思う方もいるかもしれませんが、実は寝る前にちょこっと飲むというように手軽に取り入れられる薬膳なのです。 今回紹介する薬酒は、こんな感じです。 薬膳はそもそもテーマ(目的)がある食事を指します。 薬酒も同じで、それぞれテーマがあります。 今回は身近な食材を使った4種類。 ★ローズを使ったストレス改善の薬酒 ★サンザシを使ったコレステロールを軽減する薬酒 ★黒豆やクコを使ったアンチエイジングの薬酒 ★クルミ入り健康&美容の薬酒 ストレスや美容も、日々の薬酒で改善出来たら嬉しいですよね! 薬酒だけではなくて、ストレスを取る薬膳や、脂肪を取る薬膳の試食を用意しています。 ご自宅でも楽しんでもらえるストレスに良い薬酒の素(1000円相当)をプレゼント! どなたでも気軽に参加できる講習会なので、 ご興味のある方は是非ご参加下さい♬ お申込み・詳細は、こちら
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【2022.07.22】
袪邪について
前回に引き続き、フレンチ薬膳の会でお話した「袪邪」についてご紹介したいと思います。 皆さんは、「袪邪」(きょじゃ)という言葉をご存じでしょうか。 これは、中医学の用語で「邪気を除去すること」を指します。 じゃきをじょきょ… ひらがなで書くとさらに意味不明ですね。 邪気とは、病気の原因をいいます。 つまり袪邪とは、やさしい表現をすれば「症状を和らげること」。 病気の原因には「内因」と「外因」があります。 「内因」とは、ストレスや飲食、身体や心が疲れることで病気の原因が自分にある場合。 「外因」とは、異常気候やコロナやインフルエンザなどの流行り病など、病気の原因が外の環境にある場合をさします。 中医学には「扶正」(ふせい)という言葉もあります。 「扶」(ふ)とは、「助ける」という意味があり、「正」(せい)は、人間が本来持っている「正気」(せいき)=適応機能をさします。 病気の発症は、内因が外因を決定するということです。 「病は気から」という言葉がある通り、多くの場合、病気は自分に原因(内因)があるということなのです。 自分のココロとカラダを大切に、日頃から、食事・ストレス・疲れに気を付けて元気に過ごしたいものです。
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【2022.06.13】
お食事会@戸塚崎陽軒 お料理編
昨日の戸塚崎陽軒でのお食事会。 前回に引き続き、今回はメニューの内容をご紹介したいと思います。 ご参加の皆様は、もう実感されたと思いますが、 今朝は化粧乗りが違いました! 恐るべし薬膳効果。 【美肌の薬膳特別メニュー】 ■夏天七星楊貴妃美麗肌大棗冷熱菜 大棗蜜煮入り嘉宮七種お楽しみ6種前菜盛り合わせ これがまた! しょっぱなから紹興酒が進む前菜でした。 ■頂湯龍眼肉海龍白玉茸鶏皇燉伍翅 当店一番極上スープ仕立て乾燥龍眼ふかひれ姿入り蒸しスープ (目白鮫フカヒレ、白玉キクラゲ、乾燥龍眼肉、タツノオトシゴ、伊達鶏) 肉厚すぎるフカヒレで蓋がしてあるスープ。 とっても滋味深い味で、身体がポカポカになりました。 ■山査甜醤烤琵琶鴨廚藝切絲包餅 サンザシ特製味噌仕立て広東式大窯焼き琵琶鴨の中華クレープ巻き サンザシを加えた味噌が絶妙! こんな使い方があるんだと勉強になりました。 ■脆竹孫杞子天女髪筍花簪蝦珠鮮帯貝 揚げ新玉ねぎチップとソバージュアスパラの大海老、ホタテの花簪風炒め 大きな平貝と海老が絶品! 程よい塩加減が美味しかったです。 ■水潤蔬台湾片糖軟分碲翡翠饅頭 コラーゲンたっぷり骨付き豚すね肉の台湾片糖 軟らか煮込み 甘辛の豚すね肉がトロっとろ。 お饅頭に挟んで頂きました。 ■焙煎殻蟹肉檸檬打燗 粤式薏米鹹鶏粥 焙煎はと麦入り塩漬け檸檬蟹炒飯と香港式塩漬け鶏 鳩麦のお粥 初めて食べたレモン入りの炒飯はさっぱり味。焙じはと麦の使い方も勉強になりました! お粥は美味しすぎて、いっぱい食べたのにお代わりしてしまいました。 ■天山雪蓮蜜雪燕低高級紅燕凍摩羅富凛 雪燕と赤燕の巣入りマンゴープリン マンゴープリンが好きで、色々なお店のものを食べてきたけど、今回ほど美味しいマンゴープリンはなかった!とご参加のSさんがお話していました。 大満足のお料理、皆さん楽しんで頂いたと思います。 鈴木料理長、スタッフの皆様、大変お世話になり有難うございました。
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【2022.05.07】
厚朴の花
朴の木(ホオノキ)の花が咲いていたので見つけたので、ブログで紹介します。 朴の木は、中薬では「厚朴」(こうぼく)といい、当校の中薬学での授業でも紹介しています。 朴葉味噌でもおなじみですよね! 葉っぱでおにぎりを巻いても良いそうですよ。 ~中薬学テキスト「厚朴」の記述を紹介~ モクレン科のカラホウ、及びその変種の樹皮。 前者を川朴、湖北厚朴、後者を温州厚朴として区別することがある。日本産(和厚朴)はホウノキの樹皮で、日本薬局方にも収載されている。 性味:苦・辛/温 帰経:脾・胃・肺・大腸 効能:燥湿消痰、下気除満 注意:苦温燥湿の性質のため、気虚、津虚、妊婦には慎重に用いる。 用法:煎服あるいは丸・散剤 ー------------- こんな働きを持っている厚朴。 分類としては「芳香化湿薬」で、香りが良くカラダの余分な湿気を追い出してくれる働きがある中薬です。 お花も何とも言えない、とーっても良い香りがするんですよ! こんな風に咲いています。 とても大きな木で、葉も大きく、花も子供の頭ぐらいの大きさがあります。 大人の手と比べても大きさが分かると思います。 厚朴の花を見かけたら、是非香りを楽しんでみて下さい♬
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【2021.12.20】
体質とは
皆さんは、鎌倉薬膳アカデミーの姉妹サイト「女性のための未病・薬膳・漢方情報サイトmiyaka.net」をご存じでしょうか。 当サイトの中だけでは伝えきれない、未病・薬膳・漢方の情報をご紹介するサイトです。色々な情報が掲載されているので、是非こちらもご覧頂けたら…と思います。 miyaka.netで紹介している情報を当校ブログでも少しずつ紹介していきたいと思います。 今回は「体質」について。 体質とは、 先天的要因と後天的要因により作られ、体質の偏りを正すこと=体のバランスを取る=病気の予防となります。 ↑何となく難しい表現ですが、 簡単に言うと、体質とは「体内のバランスの崩れ」です。 自分のバランスの崩れた箇所を知って整えることを食事で行う、それが「薬膳」の役目です。 先天的要因とは、両親から受け継いだもので、家系的遺伝や母体にいる時の発育過程の影響を指します。 後天的要因は生活環境や社会環境、食事、生活習慣、心理状態などの影響を指します。 良好な生活環境、食事、安定した精神状態では体質が強くなりますが、中でも、食事は体質の強弱を決定する重要な要素です。 つまり、たとえ先天的要因で体調に影響があったとしても、後天的要因でカバーすることが出来るのです。 そのカバーする方法を当校では専門的にお教えしています。 ご興味のある方がいらっしゃいましたら、是非お気軽に資料請求を♬ 無料の学校説明会も随時開催しています。
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【2021.12.14】
薬膳とは
とっても久しぶりになりましたブログです。 しかも、今さら!?的な「薬膳とは」についてご紹介します。 薬膳とは、「テーマを持った食事」を指します。 薬膳はテーマごとに、ただ美味しくてからだに良いだけでなく、中国伝統医学(中医学)のルールに沿って食材を組み合わせるところにポイントがあります。 不調を感じた時に薬を飲むように、それを食材に置き換えて体調を改善していく、つまり薬に代わるお膳が「薬膳」なのです。 図は、「薬膳」の古代中国文字です。 「薬」の文字は、草・実・木からなっており、「身体を治す植物」という意味があります。「膳」は、左側の偏は「皿」を指し、右側は「羊」と「牛」を表します。 つまり「薬膳」とは、身体を治す植物(野菜)と羊や牛(肉)などを皿に盛った料理という意味なのです。 当校では創立当時から「和の薬膳®」を提唱しています。 和の薬膳®は、日本の気候風土、食材、日本人の体質に合せた和食での薬膳と、「和」(なごみ・融和・調和・穏やか・安らぎなど)から生まれる「和のこころ」を合わせて、中国伝統医学の考えに基づいて作る薬膳を指します。 鎌倉薬膳アカデミーで学ぶと、これからの生き方や自分自身や家族を見つめなおすきっかけになる方が数多くいらっしゃいます。 これはなぜかと言うと、 中医学は哲学が含まれていること。 そして、 食を考えることは生き方を考えることだからです。 人生楽しくて嬉しいことばかりじゃないですよね。 病気になった時、気持ちが沈んだ時、どうしようもなく辛い時も、一番力になってくれるのは自分自身です。 その自分の体質や性格を知って、食べ物を考えて、ちょっとやそっとのことじゃへこたれないココロ&カラダ作りを、和の薬膳®を通してお伝えしています。 食材のチカラを上手に取り入れて、美味しく楽しく健康に、心地よい暮らしを楽しんで下さい。
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【2021.07.16】
湿気撃退フレンチ薬膳の会開催しました
今日は、御成通りにある一軒家フレンチ「ビストロオランジェ」さんで湿気撃退フレンチ薬膳の会を開催しました。 山内先生による湿気撃退の薬膳話の後は、皆様お待ちかねの薬膳フレンチ。 湿気撃退におすすめの薬膳食材が、黒木シェフの手によって素敵なフレンチになりました♪ フレンチは胃が弱い私にはちょっと重いと思っていましたが、今回は全然もたれ感がなくて、すごい!と思いました。 こんな風に薬膳食材が使えるんだ!と新しい発見があり、自宅でも作ってみたいと思いました。 食べた後にカラダが楽になりました。 丁寧に作られたお料理がとても美味しかったです。 素材の味を生かしつつ、薬膳食材を上手に取り入れていたところが良かったです。 などなど、嬉しい感想を頂きました。 黒木シェフからも、新しい食材へのチャレンジが刺激になりました。というお話を頂きました。すでに季節ごとに開催して下さい!というお声もあり、次回も是非開催したいと思っています。 このご時世に、キャンセルが一件もなく無事に開催できたことに感謝です。 ご参加の皆様、黒木シェフ、スタッフの皆様、本当に有難うございました。
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【2021.07.05】
アトピーでお悩みのKさん その2
全3回でアトピー改善のプライベートレッスンを行っているKさん。 今回が最終回でした。 就職が決まっている大学4年生のKさん。 社会人になる前に、アトピーを改善しておきたいということで、体質改善に取り組まれてきました。 前回も書きましたが、将来のことも考えて、今出来ることをしっかり学ぼうというお考えが本当に素晴らしいなぁと改めて思います。 最終回は、結果と感想をお伺いして、これからのKさんの過ごし方、考え方へのアドバイスを行いました。 Kさんの感想です。 食事を変えただけで、こんなにしかも1か月でこんなに結果が出ることに驚きました。 体重が4キロ減りました 今まで食べ過ぎだったことが分かりました アトピーのかゆみ、皮膚の赤味が減りました 朝起きられなくて、授業中に眠たくなるということが無くなりました いつもはゴールデンウィークが終わって花粉は楽になるけど湿気で調子が悪くなっていた⇒今年は楽! 食事の内容も、写メしてもらって拝見するのですが、山内先生のアドバイスをしっかり実践していらっしゃいました。 それに、(ここからが大事) 甘い物を控えた このことが、かなりの効果だったとのこと。 「最初は、甘い物を控えることが出来るかどうか…と思っていたけど、1週間もしたら慣れました」(本人談) これは、当校の体質改善やダイエットの講座の受講者からよく聞く言葉です。 「絶対無理」と思っていたけど、 やってみたら「意外と大丈夫だった」。 私たちは、 「思い込み」とか「習慣」というものに、縛られている部分があります。 いつも何となく、甘い物が見えるところにある、とか、 辛い物が好きだから止められない、とか。 絶対に食べないで下さい! というわけではなく、「控える」ことをしてみて下さい、ということをお伝えしています。 カラダの声に耳を傾けてみると、心地よい量や質、食材が分かってきます。 それは、「控えてみる」ことからも分かるのです。 でも、自分で判断したり、気付いたりするのはとても難しいこと。 その部分をお手伝いしています♬
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【2021.01.31】
冷え性におすすめレシピ!
明日から2月! 本格的な寒さを迎える前に、「冷え性」について知っておきましょう♪ 一口に「冷え性」といっても、中医学では体質別に冷え性を考えます。 ① 元気不足タイプ ② 血液不足タイプ ③ 自律神経失調タイプ ④ 年中寒く感じるタイプ など、それぞれ適した食材が異なります。 ①②のタイプの改善ポイントはこちらをチェック! ★女性のための未病・薬膳・漢方情報ネット「miyaka」 すべてのタイプに共通の予防策は、疲れ過ぎない程度に身体を動かし、気を巡らすこと。 首・手首・足首・腹・腰を温めると、冷えが軽減され楽になります。 冷え症の方には、「蒸す」「煮込む」などの調理法がおすすめ。羊肉・山椒は体をとても温めてくれます。 そこで、冷え改善におすすめの薬膳レシピはこちら! 詳しいレシピは、★こちらをご覧ください。
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【2020.07.22】
弁証施膳マスターコース開催しました
前回開催した王先生による授業を踏まえて、今回の弁証施膳マスターコースは、山内先生による「コロナにおける中医学の役割」の復習と、施膳の考え方についての授業でした。 落ち着くかと思いきや、なかなか収束が見えないコロナウイルス。 いかにウイルスに負けないココロとカラダを作るかがポイントになります。 本当の意味で、毎日の食事で養生=薬膳が必要な時代を迎えましたね。 中医学的に考えられた弁証に基づいた施膳を皆さんでディスカッション。 このディスカッションタイムに気付きや学びが深まる感じが良いんですよね~。 先生の講義に加えて、クラスメイトの考えやアイデアから、自分の学びにつながります。 決定した薬膳を作るために、当校から徒歩2分の紀ノ国屋さんでお買い物。 皆さんが作ってくれた施膳がこちらです! 養陰清肺湯や藿香正気散を方解して考えられた薬膳です。 どれも美味しく頂きました!(私は食べるだけの人…) 皆さんで試食した後は、山内先生による講評。 症状がある場合の薬膳の考え方、作り方、プラス食材の大切さ、具体的なアドバイスなどがありました。 本当に久しぶりの実習授業で、皆さん楽しそうでした。 これまで当たり前だと思っていたことが、いかに大切だったか、その有難みが身に染みる今日この頃です…。 現在9・10月期生募集中! 学校説明会を開催していますので、是非お気軽にご参加下さい。 https://kamakurayakuzen-academy.jp/experience/202009orientation/
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【2020.07.09】
少し前の話になりますが・・・
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの高尾です。 当校は、今年で14年目を迎えます。 今日のブログでは、今から4年前の10周年記念で制作した冊子で書いた私の想いをご紹介させて頂きます。 ----------------- 10周年によせて 思えば鎌倉薬膳アカデミーを設立した2007年は、前年に生まれた第一子の子育てと並行して、不慣れな仕事に奮闘した年でした。その後も立て続けに出産。悪戦苦闘の日々を過ごす中で、気付けば長女も昨年10歳を迎えました。振り返れば、子育てと仕事と超特急で駆け抜けた10年だったと言えます。 仕事を通して、考え、ぶつかり、そして学び、辛いことも悲しいこともありましたが、それ以上に幸せを感じることが多く、自分自身の成長を感じる10年でもありました。ここ最近は、中医学の哲学的な意味を頭だけでなく心で感じる機会も増え、これまでの自分とは少し違った実感も持てるようになりました。これも、中医学・薬膳の力ではないかと思っております。 また、受講して下さる生徒さんとのご縁には、毎年不思議な力を感じています。「薬膳を学びたい!」と思って、数あるスクールの中から当校を選んで下さった皆様には心から感謝申し上げます。これからの10年はさらに学びを深め、お一人お一人の想いにも寄り添いながら薬膳をお伝え出来るような講師を目指して参りたいと思っております。 末筆ながら、山内先生、いつも支えてくれる家族、そして当校に関わる全ての皆様に心からの感謝を送ります。今後とも変わらぬお付き合いの程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 高尾仁美 ------------------------- 私が仕事で大切にしていることは、 「楽しむこと」「誠実であること」「感謝の気持ち」です。 これからも、受講して下さる皆様が元気にイキイキとした毎日が送れるサポートをしていこうと思います。 受講生の方から、よく「ずっと前から気になっていました」「タイミングがなくて・・・」と言われます。 このブログを読んで下さる方の中にもいらっしゃるかもしれません。 今年こそは、薬膳始めてみませんか? 自分の知らない自分を発見したり、食を通してごきげんな自分を作ったり、薬膳は今までとは一味違ったあなたに出会える学びです。 7月からオンライン&リアルで学校説明会を開催します♪ ご興味のある方は、是非お気軽にご参加下さい。 学校説明会はこちら
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【2020.06.06】
インスタライブやっています♪
当校では、4月からインスタライブを行っています。 最初の頃はインスタの機能がよく分かっていなくて、IGTVにアップできなかったのですが、徐々に慣れてライブで見れない方にもご覧頂けるようになりました。 https://www.instagram.com/tv/B_ZYBcsHIxx/ △最初にアップできたのは、結局3回目から(笑) 最近は、YouTubeにもアップしています。 アナログ人間としては、分からないことだらけで苦労することもありますが、ごちゃごちゃ、ブツブツ言いながら何とかやっています。 https://www.youtube.com/channel/UCi0Jw2H3plXot_XeZm5w9jQ?view_as=subscriber △鎌倉薬膳アカデミーYouTubeチャンネル 今まで、「鎌倉薬膳アカデミー」という名称や「薬膳」という言葉自体が堅苦しいイメージがあるというお声がありましたが、どうやって敷居を低くすれば良いか、ずっと摸索してきました。 そんな中、コロナウイルスのお陰で?新しい分野にチャレンジする機会を得て、薬膳や料理の新しい伝え方に出会うことが出来ました。 チャンスは意外なところにあるものですね。 今回のコロナウイルスでは、本当に色々なことを学び、考えるきっかけになりました。 そんな中、今年で14年目を迎えた当校ですが、創立当初から「和の薬膳?を通して、イキイキとした毎日を送る」ということをお伝えしています。 一人でも多くの方に、ココロもカラダも健康でイキイキとした生活を送って頂けるよう、その想いをさらにパワーアップさせ、これからも薬膳を広めていきたいと思います。
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【2020.05.21】
魯山人の言葉
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 以前のブログでもご紹介しましたが、 今改めて伝えたい北大路魯山人の言葉をご紹介します。 --------------------- おいしく料理を作りたいと思う心と、 おいしい料理を作るということは似ているが、 同じではない。 私たちは、したいと思っても、 しようと思うのはなかなかだ。 しようと思っても仕上げるまでには、 時を必要とする。 だが、したいと思っている心を、しようと決心するには一秒とかからない。 まず、希望を持っていただきたい。 やってみたいという希望を持ったら、 やりとげようと決心していただきたい。 決心したならば、すみやかに始めていただきたい。 むつかしいことは何もない。 やってみない先から、とてもできないと思い あきらめている人が余りにも多すぎはしないだろうか。 料理は、いつも我々日常生活と共にある。 そしてその”こつ”も、いつも我々の一番手短にある。 だが、道は遠いかも知れない。 しかし、その遠い道は、いつも一番手短の 第一歩から始まっているのだ。 「魯山人の料理王国」より抜粋 --------------------- 人生は一度きり。 思ったことを信じて始めてみることは 料理もその他も同じことだと思います。 薬膳は食事です。 しかも、特別な食事ではありません。 日常の食事です。 ですから「薬膳」なのです。 月に数回食すのではありません。 毎日の食事で体調を管理する役目の食事です。 何にでも言えることですが、 基礎を知ると応用が出来ます。 そして、料理の理(ことわり)を知ることで、 一層料理が楽しく、美味しい料理が 作れるようになります。 コロナウイルスで先が見えない世の中ですが、そんな時でも希望を持って、日々をお過ごし頂ければと思います。
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【2020.05.14】
春におすすめのフルーツサラダ
先日のインスタライブでもお伝えしましたが、春は酸がおすすめ。 (詳しくはインスタグラムのIGTVをご覧ください) 春の季節は、冬に滞りがちだった「気血」の巡りも良くなり、代謝が上がります。 気持ちもウキウキしてきますが、その一方でイライラしたり、気持ちが沈んだり、不安定になりやすくなります。 肝には情緒をコントロールする働きがあるため、春はストレスを受けたり、肝の機能が弱くなっている人は、不安定になりやすい季節です。 肝の気が上がりやすくなる季節でもあるので、引き締める働きのある「酸味」がおすすめです。 そんな時期には、引き締める働きがある酸味を食事に取り入れてみて下さい。 気の巡りを良くして、酸味のある柑橘系は今の季節にぴったり! おすすめのレシピをご紹介しますので、是非お試し下さい。 気巡りフルーツサラダ <材料>2人分 グレープフルーツ 2/3個 オレンジ 2/3個 りんご 1/3個 セロリ 1/4本 ミント 少々 <ドレッシング> 酢 大1/2 サラダ油 大4 白胡椒 少々 塩 2つまみ ヨーグルト 大2 <作り方> ①調味料を合わせてドレッシングを作る。 ②フルーツは適当な皮をむいて一口大に切る。セロリは筋を取って食べやすい大きさに切る。 ③ボウルに1と2を入れて合わせ、皿に盛る。ミントを飾る。 <ポイント> セロリは気持ちの高ぶりを抑えて、柑橘系は気の巡りを良くしてくれます。 柑橘系のフルーツであれば金柑、甘夏などでも代用できます。 ヨーグルトはお好みで分量を増やしても美味しくお召し上がり頂けます。
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【2020.05.05】
ストレスと口苦
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 皆さんは、口の中が苦いと 感じたことはありませんか? 受講生の方にこの質問をすると、 必ずこのような経験をした方がいらっしゃいます。 では、どうしてだと思いますか?と尋ねると 答えに窮します。 脾の開竅は口ですが、他の臓腑の経絡も 口を通っている関係で、味覚の異常は 五臓と深く関わりを持った病変と言えます。 特に、今回は「口苦」を取り上げました。 弁証 肝胆火熱(かんたんかねつ) 症状 口が苦い、怒りっぽい、頭痛、失眠、目の充血、 小便短黄、便秘、顔が紅い、舌紅(特に舌辺)、脈弦細 原因 肝熱が表裏の関係にある胆に伝わると 胆汁が上逆して口苦が生じます。 胆汁の分泌は肝の疏泄に依存していますので、 素問にも、「肝気熱すれば、すなわち胆泄し口苦く・・・」とあります。 論治 清肝瀉火(せいかんしゃか) 方剤 竜胆瀉肝湯 現実では、やはりストレスが一番の原因です。 ストレスも自分自身が頭で感じているより、 身体で感じている方が確かだったりもします。 いつも心の声を聴くようにすると「未病」を 体感することが出来るようになります。 ストレスをテーマにした薬膳講座開催します。 薬膳講座《ストレス編》@オンライン 5月23日(土) ①10:00~11:15 ②14:00~15:15
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【2020.04.22】
薬膳デトックスダイエットの副産物
現在募集中の薬膳デトックスダイエット講座は去年の3月から始まりました。 募集を始めるに当たり、「甲斐より始めよ」の言葉通り自分自身でまず実践。 自分で作ったプログラムを行って体重を落とし、体力を上げて快調、快便となりました。 …が、それ以上に良かったと思った点が、 長年の悩みだった「花粉症」が大きく改善したことです。 3月中旬が私にとって最もつらい花粉のピークで、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、頭がボーッとした辛い期間を毎年過ごしてきました。 漢方薬も飲んだりしていましたが、正直今一つスッキリしませんでした。 ところがです。 今年は違いました。病院に行って薬をもらうことなく過ごすことができました。全然症状が出ないことはありませんが、辛くはありませんでした。 これは薬膳デトックスダイエットによる副産物。『腸活』のお陰だと思っています。 薬膳デトックスダイエットは、肥満だけでなく高血圧、アレルギー性疾患、糖尿病などにも適応される食事療法です。 これらでお悩みの方がいらしたら是非ご参加下さい。長引くコロナウイルスの影響で、今後はZoomでのセッションも検討しています。またブログでもお知らせしますので、ご興味のある方はご検討下さい。
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【2020.04.11】
薬膳の力
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 何となく調子が良くない、 吹き出物ができやすい、 ちょっとしたことで気分が落ち込む、 イライラして怒りっぽい、 訳もないのに悲しい気持ちになる、 冷えで、生理痛がつらい、 疲れやすくて、疲れが取れない、 空気が乾燥してきたらシワっぽい、 便秘でお腹が張る、 やせたいor肥りたい、 シミを何とかしたい、 近頃物忘れがはげしい 夢ばかりみて寝た気がしない、 風邪をひきやすい、などなど。 どこにでも誰にでもあるようなこんな症状。 ほっておいても何とか生活はできますが、 確実にQOLは落ちますよね。 毎日の生活を見直してみませんか。 私たちの身体は、「食べ物と精神」で出来ています。 体調不良は、どちらかもしくは両方の調子の悪さが 原因です。食事を見直し、体調を上げると身体も 元気になります。 今大切な免疫力アップに必要な知識を詰め込んだオンラインセミナーを開催します。 初の試みで慣れない点もあると思いますが、ご興味のある方は是非ご参加下さい。 ★免疫力アップ!薬膳セミナー★はこちら きっとあなたの何かが変わりますよ。
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【2020.04.09】
薬膳と料理
皆様、こんにちは。 鎌倉薬膳アカデミーの山内です。 薬膳は食事なので、美味しく食べることが大切です。 今日は、薬膳における料理についてご紹介したいと思います。 私は、薬膳を学ぶまでずっと日本料理を学び、 教室を主宰して懐石料理や家庭料理を教えてきました。 最初に知人の勧めで、 東京・赤坂にある「柳原料理教室」に通い始めました。 5年間、しっかりと柳原先生の元で基礎を学び、その後、東京会館の現代の名工 小松崎先生に師事しました。 小松崎先生には、教室以外でもプライベートで お酒をご一緒させて頂き、その時にも多くの事を教えて頂きました。 その後、エスニック料理を蒲田のミ・レイで、 ケーキはプライベートレッスンで学びました。 その後、一念発起し、「大阪あべの辻調理師専門学校日本料理専門カレッジ」に入学しました。 1年間、朝から夕方までの授業を受ける学生に戻りました。 大阪での生活は、楽しくて楽しくて一生懸命に勉強と料理に打ち込みました。 日本料理を続けてきて本当に良かったと思ったのは、実は薬膳を始めてからでした。 私が薬膳を始めたころはまだまだ薬膳の教室が少なく、今よりはるかに薬膳に対する誤解と偏見がありました。 そんな中で、 日本の気候・風土・食材・体質に合った薬膳を始めたのです。 よくこんなことを言われました。 「薬膳は言葉のイメージが悪いから、 他のネーミングを考えた方がいいよ!」 色々考えましたが、 「薬膳」に代わる言葉はないのです。 「食べた食事が薬の代わりになる」 これが薬膳なのです。 その薬膳の献立を作るときに必要なのが、 何といっても「料理力」。 どれだけ料理を知っているか、おいしい料理が作れるか、それは誰にでも作りやすいか、などが問われます。 薬膳制作の特徴として、 1.症状・体質の違いに応じた食材の選択 2.調理法 3.味付け などが要求されます。 薬膳を作ること、教える事は 知識と料理の技術の2つの力が必要です。 それを分かりやすくお伝えし、そして自宅で作って頂き、心身共に健康な生活を送っていただけるような授業をこの先も続けていきたいと思います。 オンラインでの個人診断&薬膳アドバイス始めました! 詳しくは☆こちら☆
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【2020.04.03】
中医学で考えるココロとカラダの関係
皆様、こんにちは。 今日は、ココロとカラダの関係について中医学的に紹介します。 楽しいとき、心が穏やかな時、 私たちの身体の中の気血の流れはよく、 食事は美味しく感じます。 ストレスを感じている時には、 詰まり感やイライラ感を感じます。 そんな時は、食べた食事が消化されず、 いつまでも胃の中に残って嫌な気分になります。 このような状態を中医学では、 「肝の疏泄不暢(そせつふちょう)」と表現します。 「疏泄」(そせつ)とは、のびのびとして通りがよい状態を指します。 不暢ですから(流暢でない)、 流れを良くすることが大切。 食材では、香りのよいものがおすすめ。 例えば、柑橘系(みかん、ゆず、金柑、レモンなど)、陳皮はもちろんのこと、せり、セロリ、三つ葉、春菊、しそ、ハーブなど。 お好きな精油でリラックス、入浴、ウォーキングも効果的です。 薬膳はセルフコントロールからセルフメディケーションまで役立ちます。 最近は、特にコロナウイルスの影響で、ココロが疲れてしまっている方が多いのではないでしょうか。 ウイルスは、そんな弱ったところへやってきます。 自分のココロとカラダの「通りを良くすること」を心掛けてお過ごし下さい。 是非、日常の生活にお役立て下さい。