【2024.04.08】
目に見えないこと
むかしむかしの話です。
子どもが幼稚園生のころ、カトリック系の幼稚園に通っていたこともあり、神父様の勉強会に通うことにしました。
この勉強会は、聖書の解説ではなく「人間学」を学ぶものでした。
その中で、勿論神様についても話が及ぶことはありました。
ある時、わたしは神父様にこんな質問をしました。
「神父様、目に見えないのにどうして神様がいると思えるのですか?」
神父様は少し考えてから、
「確かにそうですね、今までそのようなことを考えた事がありませんでした。」
神父様はスペイン人で生まれた時から神の存在を当たり前としてきたのだと思います。
その頃のわたしは、目に見えない事は信じられませんでした。
それからウン十年、今のわたしは、目に見えない事も感じられるようになりました。
これは中医学の氣についての学びがあったからです。
中医学では、「氣は形はないが働きがある」と捉えています。
その氣を実感することに出会ってからはすっかり考え方が変わりました。
次回、その摩訶不思議な体験をお伝えします。
鎌倉薬膳アカデミー 山内