【2024.08.10】
卒業の言葉
自宅を色々と片付けしていたら、
大切にしまっておいた「卒業の言葉」を見つけました。
平成22年3月卒業のSさんからのものでした。
可愛い便せんに丁寧に書いて下さった卒業の言葉、
ブログでも紹介したいと思います。
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1年前の3月に鎌倉薬膳アカデミーの説明会で初めて先生方にお会いしました。
その日は春の嵐でした。
傘を深く差していて場所もよく分からないまま通り過ぎてしまい大変でした。
そして、どしゃぶりの大雨のせいで洋服はビショビショになりました。
途中で帰ろうかとも思いました。
でも薬膳料理とはどういうものなのかと知りたい気持ちの方が勝っていたのでしょう。
高尾先生はタオルを貸してくださったり、洋服を干してくださったり、温かい中国茶に出汁の効いた吸い物、クコの実のきれいな薬膳ちらしなどご馳走して下さいました。
説明会で先生方からあたたかい心のおもてなしをいただいてから1年が経ちました。
実習授業では出汁の取り方、鯵のさばき方、包丁の持ち方も教わり、そして何といってもごぼうをクルクル回してピッピッピッとささがきに切って下さったお手本は「わーキレイ!わー早い!」と思い感動しました。
7月は授業で血虚について勉強しました。
当時私は貧血でした。”健脾養肝”、”益気生血”、金針菜、棗、龍眼肉が良いと教わりました。
山内先生からは、病院の鉄材が飲めない私に漢方のお店まで丁寧に教えて下さりとご心配をお掛けしました。
先生方にお世話になり、1か月ですっかり元気になりました。
初めて薬酒を作ることもでき、これぞ薬膳アカデミーの醍醐味と思ったものです。
貧血に効果があると学びました。
風邪の初期にも効果がありました。
感冒の薬膳の勉強では雑穀米を食べると表皮を鍛えて外部からの侵入を防げると学びました。
この1年は風邪を引きませんでした。
鎌倉薬膳アカデミーで学んだことは忘れず実践し、さらに勉強を重ねたいと思います。
この学問を学び知識が増し健康になりました。
薬膳とは中国伝統医学理論に基づいた料理であるということは忘れません。
先人が残してくれた財産だとも思います。
三千年の歴史がある薬膳はどれほどの効果があるのかということは歴史が証明しているのでしょう。
”賢者は歴史に学び、愚者は経験から学ぶ”と書物にありましたが、歴史を学び少しだけ賢者に近づいた気がします。
1年間お導きいただきまして有難うございました。
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当校は、今年で17年目を迎えました。
これからも、一人でも多くの方に薬膳を通して元気でイキイキ過ごしてもらえることをブレずに地道に続けていきたいと思います。
鎌倉薬膳アカデミー 山内