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秋の乾燥肌対策

中医学で考える肌について

中医学で考える健康な肌とは、「潤い」「艶」「張り」「弾力」「血色」が良い状態を指します。

潤い・艶・張り・弾力・血色

乾燥肌と臓腑、季節の関連

肌は肺と経絡でつながっていると考えられています。
肺は、季節で言うと秋と関連します。
秋に乾燥した空気が入ってくることによって、肺が乾燥、そして肌にも影響を及ぼすという流れです。
また、肺は身体を構成する大切な要素の一つである「気」を生み出す重要な臓腑。
肌の状態は気が充実していると張りや弾力が生まれます。

秋の前半は、夏の暑さが残った状態で乾燥が入ります。
後半になると冬の寒気とともに、さらに乾燥が強まります。
元々乾燥肌の方は、特に秋に要注意。
肌だけでなく、身体も冬に向かう準備が必要です。

薬膳的乾燥肌対策

乾燥肌は「肺を潤す」、「気を補う」、「血の巡りを良くする」という3つのポイントで改善します。
黒米、穴子、いか、鰻、牡蠣、鰹、たこ、ぶり、帆立、あさり、牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、レバー、ほうれん草、玉葱、キャベツ、人参、きのこ類、芋類、舞茸、にら、百合根、青梗菜、ピーマン、蓮根、ブロッコリー、トマト、きゅうり、オクラ、アスパラガス、ぶどう、梨、柿、桃、イチジク、リンゴ、卵、牛乳、豆腐、ヨーグルト、豆乳、ひじき、わかめ、ココナッツ、アーモンド、カシューナッツ、蜂蜜、氷砂糖、金針菜、黒木耳、黒胡麻、松の実、棗、クコ、白木耳、紫蘇、陳皮といった食材がおすすめです。

(鎌倉薬膳アカデミー 山内 正恵)