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「風邪をひいたら葛根湯」ってホント?

一度は耳にしたことがある漢方薬
「葛根湯 (かっこんとう)」についてのお話です。

「風邪を引いたら葛根湯」と思っていらっしゃいませんか。

実は、葛根湯は
“風邪の引き始めで風に当たるとゾクゾクするタイプ”の風邪薬です。

悪寒発熱、頭痛、後頭部から肩や背にかけての強ばり、汗は出ていないなどの症状に使用されます。

葛根(かっこん)、麻黄(まおう)、桂枝(けいし)、芍薬(しゃくやく)、大棗(たいそう)、生姜(しょうきょう)、甘草(かんぞう)で組成されています。

効能 : 解肌発汗 (げきはっかん)、舒筋 (じょきん)

風邪は汗が出無いと治りが遅くなるため、発汗力の強い麻黄の力を借りて、汗をかかせて治します。

煎じ薬以外の場合は、お湯に溶いて飲むようにすると良いです。
元々は煎じ薬なので、なるべくそれに近い状態で飲むことをおすすめします。

風邪は万病の元。今年の冬は特に用心しなくてはなりません。
食事は温かいものを頂き、身体を冷やさないようにして早めに休むようにして下さい。

(鎌倉薬膳アカデミー 山内 正恵)