《Let’s try!薬膳食材》枸杞
今回は身近な食薬「枸杞」についてご紹介します!
枸杞は、肝と腎のパワーが不足していることによる足腰のだるさ、めまい、視力減退、慢性的な咳、糖尿病などに適した食薬。高血圧の方にもおすすめです。
消化器系が弱く、便がゆるめの方は使用を控えてください。
春は「木の芽時」と言われるように、心身の不調が起きやすい時期。
中医学的には、体の陽気(特に肝気)が上がりやすい時期ととらえます。
肝と経路でつながりのある目にもトラブルが起きやすくなります。
そんな時は、枸杞をお茶に入れて飲んだり、水やお酒で戻して炒め物やサラダなどのトッピングにして取り入れてみて下さい。戻す際のお水は必ず少量で。薬効が逃げてしまいます。
枸杞を水洗いして、キッチンペーパーなどで水気をふき取ってから、
❶はちみつに漬ける
❷ヨーグルトに入れる
❸人参ラペ
> 作り方はこちらからご覧いただけます(youtubeサイトへ)
❹赤ワイン煮(ナツメ、リュウガン、デーツなどと煮る)
色々工夫して毎日少しずつ摂ることをおすすめします。
乾燥状態で5gくらいからの使用が目安。
目のかすみ、疲れ、痙攣など症状がある方は、様子を見ながら量を加減してみて下さい。
(鎌倉薬膳アカデミー 高尾 仁美)