冷え症さん必見!タイプ別冷え症のハナシ
小寒に入り、これからが寒さが厳しくなる時期。冬本番を迎えます。
冷えでお悩みの方も多いことと思います。
『冷え症』というと、
一般には体が冷える、手足が冷たいなどと思われていますが、
中医学では
『熱(身体を温める力)が少ないことで
身体に起こる様々な異常な症状』と捉えています。
①元気不足タイプの冷え症
痩せ型で筋肉量が少なく、食欲不振や下痢をしやすい方。
消化器系が弱いことが原因の冷え症です。
▶︎▶︎▶︎ 消化器を温め、食べ物を消化吸収する力を高めます。
②血液不足タイプの冷え症
めまい、たちくらみのする方。爪がもろい、夢を多く見る、
筋肉が引きつることがある、肌がかさつくなど。
全身の血液不足が原因でおこる冷え症です。
▶︎▶︎▶︎ 血液を増やし、血液循環を改善して身体に「熱」を巡らせます。
③自律神経失調タイプの冷え症
顔はほてるのに手足が冷えている方。
ストレスで気が身体のすみずみまで行き渡らないことが原因でおこる冷え症です。
熱の不足と過剰が混在した状態です。
▶︎▶︎▶︎ 血液循環を改善し、身体全体に均一に熱を運ばせましょう。
④年中寒く感じるタイプの冷え性
虚弱体質・加齢などによって身体全体が冷えることが原因の冷え症です。
夏でも冷えを感じる、全身機能低下タイプ。
▶︎▶︎▶︎ 体温を上げて活力を増し、身体を温める力を維持します。
すべてのタイプに共通の予防策は、
疲れ過ぎない程度に身体を動かし、気を巡らすこと。
首・手首・足首・腹・腰を温めると、冷えが軽減され楽になるでしょう。
冷え症の方には、「蒸す」、「煮込む」などの調理法がおすすめです!
(鎌倉薬膳アカデミー 山内 正恵)