夏に食べたくなる辛いものの落とし穴!
今日ごとに暑さが厳しくなってきました。
夏になると、何となく辛い食べ物が食べたくなりますね。
暑いのに熱くなる食べ物が欲しくなる、これまた不思議!
今回は、この時期ならではの「辛味(しんみ)」についてのお話です。
よく夏バテ防止に!なんていわれていますが、実は、辛いものには発散や、気血の巡りを良くしてくれる効果があります。
香りの良いスパイスなども気分がスッキリとしますよね。
ですが、これも適度に食事に取り入れた場合のお話。
摂り過ぎてしまうと身体に悪い影響が出てしまいます。
約 2, 500年以上前に書かれた《黄帝内経》によると、辛味を摂り過ぎると、筋が引きつり、爪が枯れ、肝を傷めるとあります。
長期に偏る味を摂り過ぎると、数十年後に身体に確実に現れてきます。
生活する上で、筋の引きつりは大敵です!何しろ痛いの何のって!
それからそれから、お肌にも影響が出ます。
それは、しわが多くなり、そして深くなることです。
激辛料理がお好きな方、くれぐれもお気をつけくださいね。
(鎌倉薬膳アカデミー 山内 正恵)